京都ハンナリーズは年内最終節を白星で飾りたい！　サンロッカーズ渋谷の激しい攻防を抑えられるか！？

吉川哲彦

京都ハンナリーズ

2020.12.26 18:05 T.O.
試合終了
かたおかアリーナ京都（京都市体育館）

103

サンロッカーズ渋谷

■京都ハンナリーズ vs サンロッカーズ渋谷（＠ハンナリーズアリーナ）
第1戦：12月26日18時5分　第2戦：12月27日14時5分

　相手が川崎ブレイブサンダースだったことを考えると、前節の連勝という結果は西地区下位でもがいていた京都ハンナリーズが大きく変わるきっかけになりそうだ。1戦目は第1クォーターの劣勢を少しずつ挽回し、第4クォーターには一時リード。残り45秒での4点ビハインドも追いついて延長に持ちこむと、松井啓十郎の連続3ポイントなどで5分の間に18得点を挙げてみせた。2戦目も第1クォーターに29失点を喫しながら第3クォーターにひっくり返し、残り9秒で追いつかれてもその後に松井が冷静にフリースローを沈めて1点差の勝利。数字は目立たないが、久保田義章の活躍も連勝の原動力となった。

　ただ、今節も京都の前には難敵が立ちはだかる。サンロッカーズ渋谷は12月に入って7勝1敗と絶好調。前節も広島ドラゴンフライズを相手に、1戦目は前半こそ接戦ながら後半は57－33と圧倒。2戦目も第2クォーターの28得点が効いた。リーグ4位の得点力もさることながら、相手のターンオーバーが2戦計55個とB1のディフェンスの強度を見せつけた形だ。

　京都はオフェンス面が安定してきた印象があり、前々節の千葉ジェッツ戦も連敗したとはいえ得点は取れていた。失点数は決して少なくないSR渋谷との対戦でも、ある程度の得点は期待していいだろう。すでに13試合を消化したホームではまだ2勝。ゾーンディフェンスなども駆使してSR渋谷を惑わせ、ホームで迎える年内最後の節を白星で飾りたいところだ。

文＝吉川哲彦

■ロースター
・京都（ヘッドコーチ：小川伸也）
寺嶋良
 會田圭佑
 大庭岳輝
 久保田義章
 松井啓十郎
 満田丈太郎
 レイヴォンテ・ライス
 石谷聡
 細川一輝
 ジャスティン・ハーパー ※インジュアリーリスト
内海慎吾
 ベンジャミン・ローソン
 永吉佑也
 デイヴィッド・サイモン