川崎ブレイブサンダースはファジーカス、京都ハンナリーズは寺嶋良と満田丈太郎の復調がカギ

小沼克年

フリーライター

■川崎ブレイブサンダース vs 京都ハンナリーズ（＠川崎市とどろきアリーナ）
第1戦:12月19日18時5分

　今季のレギュラーシーズンでは最初で最後の対戦となる川崎ブレイブサンダースと京都ハンナリーズとの一戦が川崎市とどろきアリーナにて行われる。

　前節、富山グラウジーズのホームに乗り込んだ川崎は苦しい戦いを強いられた。第1戦では出足でつまずくも、第3クォーターに巻き返し競り合いに。第4クォーター最終盤に藤井祐眞、ニック・ファジーカスの得点で追いつき試合は延長戦へ。この試合21得点を奪った篠山竜青がオーバータイムでは7得点を稼ぎ102−101で接戦を制した。

　しかし、第2戦は前半の18点ビハインドを覆せず完敗。リバウンドでは自軍の24本に対し相手には50本を奪われた。オフェンスでは辻直人が25得点を挙げる活躍を見せたものの、後がついてこなかった。

　一方、京都は千葉ジェッツに連敗。第1戦では第4クォーターでの猛追及ばす9点差で敗戦。第2戦では第1クォーターで24−14としたものの、前半のうちに追いつかれると、またしても9点届かず。リバウンドでは21本もの差をつけられたことが一つの敗因となった。

　川崎は、前節の2戦を通じて試合の入りに失敗。京都戦ではまず、出だしの悪さを修正したい。また、これまでの全試合で2ケタ得点を記録していたファジーカスが2試合連続の1ケタ得点にとどまっただけにエースのカムバックが待たれる。

　対する京都はリバウンドに加え、バックコート陣の奮起が必須。中でも前の試合で無得点に終わった寺嶋良と満田丈太郎に期待したい。

文＝小沼克年

・川崎（ヘッドコーチ：佐藤賢次）
藤井祐眞
 青木保憲
 マット・ボンズ
 篠山竜青
 増田啓介
 辻直人
 マティアス・カルファニ ※インジュアリーリスト
ニック・ファジーカス
 大塚裕土
 熊谷尚也
 長谷川技
 パブロ・アギラール
 ジョーダン・ヒース ※インジュアリーリスト
セドリック・シモンズ