2021.10.01

開幕戦に敗れたA東京の新キャプテン田中は「ここから何を学んで次に活かすか…」

ポイントガードとして先発出場した田中 [写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 9月30日、沖縄アリーナで行われた琉球ゴールデンキングスアルバルク東京の一戦でBリーグの6シーズン目が開幕。前半は新加入のライアン・ロシターセバスチャン・サイズらの高さが効いて、琉球のオフェンスを抑えられたA東京が、36−24とリードを奪った。

 しかし、後半になるとディフェンスの強度を上げた琉球が次第にゲームを掌握。第4クォーターではA東京の得点を8に抑えて逆転に成功し、63−62のスコアで開幕戦を逆転勝利した。

 試合後、メディア対応を行ったA東京の新キャプテン、田中大貴は、「開幕戦が難しいのはわかっていましたし、いい準備を進めてこられていたとはいえ、どうなるか正直わからない部分がありました」と開幕戦の難しさをコメント。

 それでも「前半はしっかりと自分たちのディフェンスが機能していて、点数を取られていなかったですし、オフェンスはメンバーが変わって上手くいっているときと、上手くいっていないときがあると思うんですけど、そこをディフェンスでしっかりと補ってやっていけていたと思います」と、新しい布陣で臨んだ初戦に一定の手応えがあったことも口にした。

 A東京にとって悔やまれる第4クォーターについては、「エバンス選手が3番で出てきて点数を詰められたときに、ちょっと上手くいかずにバタバタしてしまいました」と振り返る。

 そして「もちろん、この大事な開幕戦の試合を落としてしまったことはすごく残念ですが、ただ、考え方を変えれば60試合のうちの1試合だと思いますし、どんどん良くしていかなくてはいけないと思うので、ここから何を学んで次に活かすかだと思います」と前を向いた。

 この試合で田中は本来のポジションではないポイントガード(PG)でのプレーとなった。これについて、会見でA東京のルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「ジョーダン・テイラーの合流が遅れ、コンディションも万全ではないので、試合ができる状態になるまで(田中)大貴をPGで起用する」と説明している。

 リーグを代表する選手たちを移籍で獲得して、オフの話題をさらったA東京。しかし、昨シーズンのチャンピオンシップで優勝した千葉ジェッツを最も苦しめた琉球の粘りに屈した形で初戦を落とした。第2戦は1日を開けて10月2日に行われる。ここで、どのようにチームを立て直してくるかに注目が集まる。

この試合の他の記事

田中 大貴の関連記事

アルバルク東京の関連記事

B1の関連記事