2022.03.17

B1新記録の26リバウンド達成…A東京・サイズは「1本でも多く獲れれば勝利に貢献できる」

Bリーグ新記録の1試合26リバウンドをマークしたサイズ[写真]=B.LEAGUE
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 3月16日、B1リーグ第24節が開催され、アルバルク東京秋田ノーザンハピネッツと対戦。前半を6点リードで折り返したA東京だが、第3クォーターに失速し、逆転を許すことに。それでも、第4クォーターには勢いを取り戻し、この10分間で23-10と秋田を突き放してタイムアップ。79-69で勝利を収めた。

 この試合で注目を集めたのは、A東京のセバスチャン・サイズ田中大貴の20得点に次いでチーム2位の18得点を挙げたこともさることながら、特筆すべきはリバウンドの本数。B1リーグの新記録となる26本のリバウンドを拾い、攻防にわたってチームを支えた。

 試合後の記者会見で、新記録樹立の感想を聞かれたサイズは、「リバウンドは、1つでも多く拾おうというより、拾えるかぎり拾おうという気持ちです」と記録にはあまり関心のない様子。続けて「(スタッツの)リバウンドの数が増えれば増えるほど、チームの勝利に貢献できると感じています」と、自身の記録よりチームの勝利を第一に考えていることを強調した。

 現在、A東京はインサイド陣の1人のライアン・ロシターがケガで離脱中。その穴を埋めるべく奮闘しているサイズだが、「4番ポジションと5番ポジションの2つのポジションをこなさなくてはいけない」と自身の起用法について言及。

 ロシターがいないことでサイズや同僚のアレックス・カークのプレータイムが伸びていることも事実。コンディションの維持も重要だが、本人いわく「コンディションレベルや出場時間についてはあまり考えていません」とのこと。「とにかく試合に出たら、フルにエネルギーを出し切る気持ちです」と頼もしく話してくれた。

 A東京は3月16日にB1第24節を戦い、週末の3月19日、20日にB1第25節、広島ドラゴンフライズ戦が予定されている。タフな日程だが、「我々はアレックスや自分、そして若い吉井(裕鷹)選手や平岩(玄)選手にもチャンスがあると思う」と前向きなコメント。「チーム一丸となって一つひとつ、連勝を伸ばしていけるように準備していきたいと思います」と締めくくった。

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