2022.05.01

“フル稼働”のニック・ファジーカス、終盤戦でもハイパフォーマンスを維持

6月に37歳の誕生日を迎える川崎のニック・ファジーカスだが、以前として高いスタッツを残している [写真]=B.LEAGUE
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 Bリーグ2021-22レギュラーシーズンはいよいよ最終盤に突入。B1リーグは7チームが「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」の出場を決めた中、優勝チームが決まっていない東地区では激しい順位争いが繰り広げられている。

 東地区3位の川崎ブレイブサンダースは4月27日に千葉ジェッツ、30日にアルバルク東京と、上位2チームから連勝。自力での東地区2位浮上に向け、最後の追い上げを見せている。そのチームをけん引するのがニック・ファジーカスだ。リーグ屈指の帰化選手は千葉戦で18得点14リバウンド7アシストを記録。A東京戦でも23得点11リバウンド5アシストと躍動し、試合のMVPに選出された。

 6月17日に37歳の誕生日を迎えるファジーカスだが、30日時点で今シーズンの全52試合に先発出場し、1試合平均29分22秒のプレータイムで19.8得点9リバウンド4.2アシストを記録。平均得点と平均リバウンドはシーズンMVPに輝いた2016-17シーズンの同27.1得点12.7リバウンドから徐々に下がっているものの、今季の平均アシストはBリーグキャリアで最も高く、以前としてコート内で輝きを放っている。

 過密日程による影響か各チームでケガ人が相次いでいるものの、過去5シーズンでも長期離脱がなかったファジーカスは今季も“フル稼働”。A東京戦後の記者会見で今季のコンディションについて言及した。

「タイムリーな話題ですけど、テキサスに住んでいる自分のいとこが朝5時に起きて、今日の試合をチェックしてくれました。彼が『ここ数年で一番動けているんじゃないか』と言ってくれました。自分自身もそれを受け入れ、『あ、そうなんだ』と思いました。得点やシュート確率について、今年は結果を残せていると思いますし、周りを活かすこともできていると思います。自分がコートに立ち、相手にとって脅威的な存在であり続けられるのなら、自分のコンディションがいいということだと思います」

「今節をホームでの最終節にしないことが自分たちの目標」。チャンピオンシップのホーム開催に向け、レギュラーシーズン残り3試合の必勝を誓った。

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