2022.04.28

終盤の3Pで試合を決定づけた藤井祐眞「思いきり打って、決められて良かった」

試合終了残り1分40秒、13点差に広げる3ポイントシュートを決めた川崎ブレイブサンダースの藤井 [写真]=B.LEAGUE
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 4月27日に川崎市とどろきアリーナで行われた東地区3位の川崎ブレイブサンダースと同1位の千葉ジェッツによるB1リーグ第34節は、第4クォーターを11点に抑えた川崎が92-77で勝利を収めた。

 第4クォーター残り1分58秒の場面でクリストファー・スミスに豪快なダンクを決められ、流れが千葉に傾きかけた中、キャプテンの藤井祐眞が試合を決定づけた。ジョーダン・ヒースのスクリーンでフリーになると、リングを見ながらゆっくりと3ポイントシュートをリリース。きれいな弧を描きながらネットを揺らした。

「思いきり打ちました。ゲームの終盤で、ゲームウィナーとなるシュートや大事な場面でのシュートを決められれば、個人的にもいいと思っています。相手の鼻をへし折るというか、『うわ、嫌だな』と思われるシュートを決められたのはとても良かったと思います」

 その後、13点差に広げられた千葉がたまらず最後のタイムアウトを取ったものの、川崎が上位対決を制した。試合を通じて14得点5リバウンド9アシスト2スティールを記録した藤井は「一人ひとりが本当に気持ちの入ったプレーをしていたことが出だしで現れたと思います」と振り返り、「チームの課題でもあるゲームクロージングのところでも最後までしっかりとリードを保つことができ、ゲームを締めることができてチームとして成長したと思います」と続けた。

 もっとも、最大19点のリードを奪いながらも大逆転負けを喫した10日の秋田ノーザンハピネッツ戦が大きな教訓になっているという。「自分たちのミスから逆転されてしまい、ダメージは大きかったです。個人としても、チームとしても、あの敗戦は大きかったと思います」

 レギュラーシーズンに残されたアルバルク東京シーホース三河との計4試合を全勝すれば、自力で東地区2位に浮上する。藤井は「チームとしても残りの試合をチャンピオンシップのつもりで戦って、2位以上の順位を獲ろうと話しています。全力で、フルスロットルでやりきりたいと思います」と意気込んだ。

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