【群馬vs新潟】今季は1勝1敗の五分…群馬は古巣を迎え撃つ五十嵐と上江田に期待

小沼克年

フリーライター

■群馬クレインサンダーズ vs 新潟アルビレックスBB（＠太田市運動公園市民体育館）
第1戦：4月30日15時5分　第2戦：5月1日15時5分

　群馬クレインサンダーズが本拠地最終戦を迎える。相手は前回対戦で星を分け合った新潟アルビレックスBB。5シーズンにわたって群馬を指揮し、B1昇格を果たした平岡富士貴ヘッドコーチの凱旋試合でもある。

　群馬は前節、ホームで三遠ネオフェニックスと対戦した。最初の10分間は15－23とビハインドを背負ったが、3点差で迎えた後半に逆転し、79－69で勝利。第3クォーターでジャスティン・キーナンが12得点、マイケル・パーカーが8得点2スティールと活躍し、第4クォーターでは五十嵐圭と菅原暉の3ポイントシュートも決まって相手を引き離した。

　一方、新潟は前節、ホームで宇都宮ブレックスと対戦し、50－95で完敗。第1クォーターこそ先発の5人全員が得点をマークして16－21と競ったが、第2クォーター以降は宇都宮が誇る堅守の前に失速。後半は23－51と突き放され、試合を通じて20個のターンオーバーを数え、14スティールを奪われた。

　両者が第21節に顔を合わせた際は、群馬が初戦を19点差で制し、第2戦は96得点を奪った新潟がリベンジを果たした。ホームの群馬としては、再び古巣との対戦となる上江田勇樹、そしてBリーグ開幕から5年間を新潟で過ごした五十嵐に期待が膨らむ。

　13連敗中の新潟はディフェンスの意識を高く持ち、我慢強く戦うことが重要。チームを支える佐藤公威、池田雄一のベテラン組がプレーでも引っ張り、敵地で勝利をもぎ取りたい。

　文＝小沼克年

■ロスター
・群馬（HC：トーマス・ウィスマン）
マイケル・パーカー
 トレイ・ジョーンズ
 五十嵐圭
 八村阿蓮 ※特別指定
杉本天昇
 野本建吾
 オンドレイ・バルヴィン
 笠井康平
 菅原暉
 アキ・チェンバース
 上江田勇樹
 山崎稜
 ジャスティン・キーナン