2022.06.03
5月13日から戦いの火蓋が切って落とされる「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」を前に、岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)と中山拓哉(秋田ノーザンハピネッツ)が会見に応じた。
リーグ最高勝率を挙げて西地区5連覇を達成した琉球は、シーズン最終戦までもつれたワイルドカード争いを制し、クラブ史上初のチャンピオンシップ出場を果たした秋田を、ホームに迎える。
悲願のリーグ制覇を目指す岸本は「長いシーズンが終わって、ようやく自分たちの目標に挑戦できるスタートラインに立つことができました。ここまで優勝するために毎日を積み重ねてきたので、しっかりとチームとして戦っていけたらと思います」と心境を語った。
一方の中山は「崖っぷちの状況からCSに出場することができてうれしいです。僕たちは失うものが何もないので、全力でチャレンジしていきたいです」と初のCSへ向けて意気込んだ。
この両チームは、新型コロナウイルス感染症の影響により、今シーズンは一度も顔を合わせることがなかった。そのため、敵地に乗り込む中山は「今シーズンの最高勝率を出している琉球さんと戦えることは、秋田にとってもいいチャレンジだと思います」と対戦を心待ちにしている。
琉球は順風満帆なシーズンを送ったように見えるが、岸本は「チームメートのケガが多くて、練習で準備していたことが試合当日になって変わってしまうシチュエーションが何度もあった」と今シーズンの苦労を明かす。それでも、「それぞれが自分の役割を全うする意識が強く、それが結果として伴ったことで、自信を深めていきながらシーズンを戦えた」と振り返った。
「リーグ全体1位が決まった時点で、チームとしていかにCSを戦っていくかに焦点を当ててきた」と話す岸本は、「それぞれCSに向けて良いメンタリティーを持てている」と語っており、琉球の準備は万端なようだ。
アップセットを目指す中山は「僕たちがやるべきことはディフェンスだと思うので、そこからいい流れを作って、いいシュートにつなげたいです。今シーズンの武器になっている3ポイントを出せればチャンスはあると思うので、全力で戦っていきたいです」と力強く語った。
対する岸本は「いかにリバウンドを1回で取り切って、自分たちの攻撃につなげていくかがポイントになってくると思う。自分たちの力を出し切った先に、結果として勝利を収めることができればいいなと思います」と気を引き締めた。
琉球と秋田によるCSクォーターファイナルは、5月13、14、16日に沖縄アリーナで行われる予定だ。第2戦を終えて1勝1敗の場合のみ、第3戦が開催される。
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