2022.09.13

Bリーグが試合成立要件を改定へ…選手7人がエントリー可能の場合は試合開催

バスケ情報専門サイト

 Bリーグは9月13日、理事会に関するメディアブリーフィングを実施した。

 試合エントリー要件が改正。新型コロナウイルス感染症の陽性患者(同居)との接触歴において保健所から判断された濃厚接触者はエントリー不可となるが、Bリーグ独自基準で判断された濃厚接触者は試合開始3時間前以降の抗原定性検査にて陰性判定を受けた場合のみエントリー可能となる。また、その他接触者、体調不良者に関しても同様に、試合開始3時間前以降の抗原定性検査で陰性判定となったら条件付きでエントリーできる。

 試合成立要件、中止時の取り扱いについても改正された。昨シーズンまでは選手8人以上が試合にエントリーできなければ、試合が中止となっていた。しかし、今シーズンから1人少ない7人がエントリーできれば、試合が成立されることとなった。島田慎二チェアマンは「今シーズンも厳しい状況になりうるかもしれませんが、少しでも多くの試合を遂行していくこと。また、選手のコンディションを考え、クラブと議論を重ねていき、最終的に『7人』ということを決め、理事会で承認いただきました」と説明した。

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、試合エントリー可能選手が6人以下の場合は中止となり、これまで同様に代替開催を調整。代替不可の場合は消滅となる。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響がなく、「負傷疾病のみ」、または「負傷疾病+懲罰」で7人がそろわない場合、起因クラブの原則不戦敗(0-20)となる。

 新型コロナウイルス感染症の影響による試合エントリー不可に際しての情報公開についても発表。負傷や疾病はこれまでどおり診断名公表可能な範囲での発表となる。新型コロナウイルス感染症に関するリリースは、個人名での情報公開が必須ではなかった。しかし、スポーツくじの開始に伴い、陽性、濃厚接触者、体調不良などを総括して「BリーグCovid-19プロトコルへの該当により試合エントリーしない」と称し、プライバシー保護の観点を配慮しつつ個人名が発表される。

 エントリー情報はリーグ公式WEB上で試合開始20分前から順次公開予定。試合に欠場することが判明した場合、スポーツくじ開始の観点から、遅くとも試合開始20分前までにクラブのSNSで発信しなければいけない。

 なお、改定の全文は16日に公開される予定となっている。

B1の関連記事