2023.02.02

新B1実現に向け各地を奔走する島田チェアマン…広島ではブースターの“ある行動”に感動

『島田のマイク』第118回が公開
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 2月2日、Bリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第118回が配信された。今回は島田氏が直近の出張で広島県、富山県に出向いた際のエピソードを中心に、新B1実現に向け行っている活動を振り返った。

 島田氏が広島を訪れたのは、B1リーグ第19節が開催されていた1月下旬。広島ドラゴンフライズはホームにアルバルク東京を迎え入れ、互いに連勝の続いていた注目カードということもあってか、会場はほぼ満席になっていたという。「雰囲気が良かったですし、試合の内容もめちゃくちゃ面白くて。予想どおりというか、ずっと拮抗していました」。

 第1戦、第2戦と続けて敗北を喫した広島だったが、どちらも終盤まで1ポゼッション差を争う大激闘。島田氏は「会場が(歓声で)割れてました」と当時のゲームを振り返り、またアウェーであるA東京の退出をスタンディングオベーションで送った広島ブースターに「あれは素敵だな、と。すごくBリーグらしいというか」と、感銘を受けたようだ。

 広島出張の最後をお好み焼きで締めた島田氏は、続けて富山出張の話題に。富山グラウジーズの本拠地でもあり、2019年のBリーグオールスターでも会場となった富山市総合体育館の改修が発表された件について「将来構想の3つの条件の1つがクリアされる」とコメント。その一方で、引き続き入場者数の増大を目指すべく、自治体や企業、メディアと意思疎通を図ったという。

「アリーナは自治体に判断していただいて、売り上げは地元企業やオーナーに判断していただいて、入場者数はファンの団結がものを言う。(アリーナの改修は)自治体がリスクを取ってくれているわけなので、皆さんの頑張り方も少し変わるんじゃないかな、と」

 重ねて、島田氏はクラブの“見える化”が重要になってくると指摘。新構想のリーグに向け「富山に限らず、何をすればいいのか、どのくらい頑張ればいいのかを伝えていくことが大事じゃないですかね」と、具体的な数字を周囲に示していくことを求めた。

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