2023.05.28

琉球ゴールデンキングスが悲願のBリーグ初制覇!…千葉ジェッツの“三冠”を阻止して王座に輝く

悲願の初優勝を果たした琉球[写真]=池川昭宣
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 5月28日に横浜アリーナで「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23」第2戦が行われ、西地区1位の琉球ゴールデンキングスと東地区1位の千葉ジェッツが対戦した。

 第1戦ではダブルオーバータイムの末に96-93で琉球が勝利。悲願の初優勝へ向けて王手をかけた琉球は岸本隆一小野寺祥太今村佳太ジョシュ・ダンカンジャック・クーリーがスタメンに名を連ねると、東地区優勝、「第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」優勝に続く“三冠”を目指す千葉Jは富樫勇樹原修太ヴィック・ローギャビン・エドワーズジョン・ムーニーの5人が先発した。

 試合開始から岸本、富樫、今村、ムーニーと両チームが交互に3ポイントシュートを入れ合う。琉球は今村のフローターショットとクーリーのインサイドでの得点でリードするが、対する千葉Jも富樫とローのアタックで10-10の同点に。

 しかし、第1クォーター中盤から試合の流れが琉球に傾く。クーリーとアレン・ダーラムを中心に得点を伸ばすと、ダンカンの長距離砲も決まり、14-1のランでリードを拡大。千葉Jも富樫が3ポイントをブザービーターで沈めて意地を見せたが、24-14と琉球がリードして最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーター、ムーニーにセカンドチャンスから連続得点を奪われるが、琉球はコー・フリッピン松脇圭志の3ポイントで試合の主導権を離さない。中盤にはクリストファー・スミスにスティールから速攻レイアップを決められると、ムーニーと富樫の得点で5点差まで詰められる。それでも、岸本の3ポイントで応戦すると、クォーター終了間際には今村がタフな3ポイントを沈め、40-31で試合を折り返した。

前半だけで14得点を挙げ、千葉Jをけん引した富樫[写真]=池川昭宣

 迎えた後半はクーリーのセカンドチャンスポイントでスタート。しかし、エドワーズにバスケットカウントを決められると、富樫とスミスの3ポイントも決まり、一気に3点差まで詰め寄られる。琉球はクーリーとダーラムの得点で再び突き放しにかかるが、スミスのアリウープやエドワーズに3ポイントを決められると、連続8失点を犯し、47-48と千葉Jに逆転を許す。

 それでも、フリッピンが3ポイントを決めて琉球が再びリードすると、さらにフリースローで追加点を挙げる。富樫にドライブから華麗なターンアラウンドジャンパーを決められるが、牧隼利が3ポイントとジャンプショットを沈めて5点を獲得すると、57-54と琉球がなんとかリードして第3クォーターを終えた。

 勝負の第4クォーター、序盤から佐藤卓磨と松脇が長距離砲を決め合うが、その後はダンカンが一人で6得点を挙げ、再び琉球がリードを2ケタに拡大。一方、あとがない千葉Jも富樫の3ポイントやローのダンクで踏みとどまる。しかし、フリッピンがジャンプショットにフリースロー、3ポイントと存在感を放ち、琉球をけん引する。

 千葉Jはスミスのダンクやローの3ポイントで攻め続けるが、ダーラムやクーリーの得点で琉球が点差を詰めさせない。最後は琉球が88-73で2連勝を果たし、悲願のBリーグ初制覇を成し遂げた。

 栄冠を手にした琉球は、フリッピンが21得点8アシスト、クーリーが19得点15リバウンド、ダーラムが13得点7リバウンド、ダンカンが10得点5リバウンドをマーク。一方の千葉Jは、富樫が24得点6アシスト、スミスが14得点、ムーニーが13得点9リバウンド、ローが11得点7リバウンド6アシストと奮闘した。

■試合結果
千葉ジェッツ 73-88 琉球ゴールデンキングス
千葉J|14|17|23|19|=73
琉 球|24|16|17|31|=88

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