2023.09.07

過去最高の“バスケ熱”をW杯からBリーグへ…島田チェアマン「軌跡を前に進めることが我々の責務」

『島田のマイク』第149回が公開
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 9月7日、Bリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第149回が配信された。島田チェアマンは「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」日本代表の躍進に尽力してきた関係者への感謝を示しつつ、国内バスケ界のさらなる発展を見据え決意を口にした。

 今大会の日本代表は歴代最多の3勝(2敗)を挙げ、アジア最上位の最終順位19位となり、パリオリンピック出場権を獲得。初戦のドイツ戦からテレビ中継の視聴率は右肩上がりに増え続け、SNSのトレンドワードにバスケットボール関連のワードが急上昇するなど、かつてないほどに国内のバスケ熱が上がっている。

 こうした現状について、島田チェアマンは「本当にうれしいですよね。この勢いを未来につなげていかなきゃいけない。この軌跡に感謝して確実につなげていかなきゃいけないですよ」と語り、コートで結果を出した日本代表はもちろん、大会を中継している日本テレビとテレビ朝日、Bリーグファンも含め、「いま関わっている人たちの能力だけじゃなくて、バスケ界の長い歴史、みんなの力がいまここに集結した、そういう思いです」と各方面への感謝を口にした。

 また、「この軌跡を前に進めることが我々の責務だと思うと身が引き締まる。だからこそもっと日本代表が強くなるようにBリーグが貢献しなきゃいけない」とBリーグチェアマンとしての思いも語り、「ファンになりうる潜在顧客が一気に膨れ上がったこのタイミングにバスケ界は総動員して、自信を持ってファンの獲得だったり、選手の獲得だったりをしていかなきゃいけない」ともコメント。「野球やサッカーに比べてうちらはマイナーだからと言い続けているんじゃなくて、『いつか世界を獲るんだ!』というような青臭い話もしっかりして、頑張って結果を出していかなきゃいけない。今回は決意を新たにしましたね」と引き締めた。

 日本代表活動が一段落し、Bリーグは10月のシーズン開幕へ向けて各チームが調整中。ワールドカップ日本代表選手たちも各所属チームに戻り、2023-24シーズンを見据え再始動する。

 今回のワールドカップを経てバスケットボールに興味を持ったファンたちへ、島田チェアマンは「日本代表戦とはまた違う面白さがBリーグのゲームにはあるので、それをぜひ体感していただきたいですね。どのスポーツよりもリピート率高いのがBリーグですから。一度見た時にもう一度見たいと思わせる力が我々にはあるのでね。Bリーグ開幕したらぜひ足を運んでいただきたいです。日本代表選手がいてもいなくても、全国に多くのクラブを有していますから、会場に来て応援してほしい、その一点ですね」と呼びかけた。

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