2023.10.19

Bリーグ今季のオールスターは初の3DAYS開催…“前夜祭”で幕開け1月14日に沖アリ球宴

2024年1月にオールスターが開催される沖縄アリーナ[写真]=B.LEAGUE
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 10月19日、Bリーグは沖縄アリーナで開催するオールスターの概要発表会見を開き、Bリーグ史上初の“3DAYS開催”となることを発表。メインイベントとなるオールスターゲームは来年1月14日(日)に開催することが決まった。

 1月12日(金)から3日間に渡って開催される今回は「ALL STAR GAME」ではなく、「B.LEAGUE ALL STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」に名称を変更。「選手・スタッフ・ファンとともに“新しい世界”を作っていく」という想いを込めた造語「FANDER WORLD」をテーマにイベント全体を盛り上げていくという。

 初日となる12日は沖縄市陸上競技場で“前夜祭”として音楽系のライブ開催を予定し、2日目の13日には沖縄アリーナで若手選手が激突する「B.LEAGUE ASIA RISING STAR GAME」やダンクコンテスト、G-SHOCK スキルズチャレンジ、3ポイントコンテストなど盛りだくさん。最終日の14日に「B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」とメインイベントの「B.LEAGUE ALL-STAR GAME」が沖縄アリーナで開催される。

 初日に沖縄市陸上競技場で開催されるイベントについて、会見に出席した島田慎二チェアマンは「調整中」として多くを語らなかったが、「音楽イベントとか、お祭りとか、フェスのような雰囲気を作りたいなと、そういったことを考えています」と、バスケットボールという競技からは離れたエンタメ要素を強く押し出したイベントを開催する方針を明言。

 また、今回は株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントとタッグを組み、アリーナ内外でエンタテインメント分野のレベルアップを試みるようだが、競技面においても「勝つ負けるに対するモチベーションが上がるようなことも必要かな」と島田チェアマン。「大体オールスターは後半のほうが盛り上がってくるじゃないですか。“ガチでやる”ような時間をもう少し長くしたいな」と選手への報酬増の可能性にも含みを持たせ、プレー強度を上げる仕掛けも模索していくとの考えを明かした。

 沖縄アリーナでのオールスター開催は2022年に予定されていたものの、新型コロナウイルス感染症の拡大により無念の中止。紆余曲折ありながら、奇しくも昨シーズンに琉球がBリーグ優勝、「FIBAワールドカップ2023」開催といった流れで、2年越しの悲願実現となった。島田チェアマンは「結果的には良いタイミングで(オールスターを)開催することになった。ここ数年は先出し開幕も含め、沖縄、沖縄、沖縄とやってきた。いったんこれが盛り上がりの中では“最後のビッグイベント”になると思う。沖縄の皆さんに喜んでいただけるようなお祭りにしたいと思います」とバスケブームの中心となった開催地・沖縄への思いも口にした。

 メインイベントのオールスターゲームは、昨シーズンの順位の奇数チームの選手で「B.BLACK」、同偶数チームの選手で「B.WHITE」を構成。11月1日から12月6日にかけて「Bリーグ公式サイト」や「バスケットLIVE」にて出場する選手を選抜する「オールスター総選挙」が行われ、12月14日にリーグ推薦選手を含めた出場選手全13名が出揃う予定だ。

 なお、チケットの販売に関しては、12月18日から琉球ゴールデンキングスのファンクラブ先行販売、同19日からB.LEAGUE TIKCKETにて販売開始。試合の模様はバスケットLIVEとJ SPORTS(オンデマンド含む)、Hulu、Amazon Prime Video チャンネルで放送・配信される。

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