2025.10.19
新体制を敷いた昨季は、シーズン途中で落合嘉郎ヘッドコーチと双方合意の上で契約解除。わずか11勝にとどまり、24チーム中23位でシーズンを終えた。
2025-26シーズンはダン・タシュニー新HCを招へい。クラブのフィロソフィーかつスローガンに掲げる「GRIND」のもと、粘り強く、泥臭く勝利を追い求める姿勢は変わらない。その上で、今季はチームを一段と成長させる合言葉を胸に60試合を戦い抜く。
ダンダンよくなる──。
再建を託されたタシュニーHCは、来たる開幕へ「ダンダンよくなる」ポイントをこう話す。
「ダンダンよくなる、ダンダンよくなろうとするメンタリティーがまずは必要だ。レギュラーシーズンに向けてフィジカルの部分も上げていかなければいけないですし、長丁場を戦える体づくりも必要になる。遂行力も上げていかないといけない」
昨シーズンの平均得点に目を向けると、B1ワーストとなる72.5得点。巻き返しへはオフェンスの底上げが必須となる。カギを握るのは、ボールを奪ってから素早く攻撃へ転じるトランジションオフェンスだ。
開幕前には、速攻からテンポよく得点を重ね宇都宮ブレックスに勝利を収めた。このプレシーズンゲームで指揮官が評価したのは、結果よりも「チームでプレーしたこと」。
7名の新戦力を迎え、チームとしての成熟には多少の時間を要するかもしれない。だが、全員でハードワークを貫き着実に力をつけられれば、生まれ変わったナイナーズを証明できるはずだ。

ミネソタ・ティンバーウルブズなどでプレーしたカルバー[写真]=B.LEAGUE
今シーズンから加入したジャレット・カルバーは、NBA通算144試合に出場したシューティングガード兼スモールフォワード。多彩な攻撃パターンで1on1からスコアを重ねることができ、仙台の新たな得点源としての活躍が問われる。198センチの高さと身体能力を生かしたリバウンドや機動力でもアドバンテージをもたらしたい。
「彼はハードワーカーで、コートを走り回ることもできる。準備に抜かりがないですし、背中で引っ張ってくれる選手です」。タシュニーHCは、カルバーのオフェンス力以外の面も高く評価。「やはり彼をうまく使いこなすことができるかがチームが成功するポイントでもある」とも話し、重要なピースであることを強調している。
文=小沼克年
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