2025.10.12
レバンガ北海道が大きく生まれ変わろうとしている。
新指揮官には、クラブ創設初年度にヘッドコーチを務めたトーステン・ロイブル氏が就任した。
「スタイル的には速い展開を意識した現代的なバスケットにフォーカスしています。ショットクロックが十分に残っている中でも積極的にシュートを狙うので、今シーズンは攻撃力のあるチームになるんじゃないかなと。ディフェンスに関してもアグレッシブに守るチームを目指しています」
チームは昨季のリバウンド王に輝いたトーマス・ウェルシュ(サンロッカーズ渋谷)やキャプテンの寺園脩斗(神戸ストークス)などが退団。だが、日本代表シューターの加入で話題をかっさらい、積極的な補強はそれだけにとどまらなかった。
2015年のNBAドラフトで1巡目3位指名を受け、昨季は富永とともにインディアナ・マッドアンツでプレーしたジャリル・オカフォーを獲得。さらには新人賞候補の市場脩斗、Bリーグで1試合50得点のキャリアハイ記録を持つケビン・ジョーンズなど強力な戦力をそろえた。
昨シーズン達成できなかった「勝率5割以上、チャンピオンシップ進出」への準備は整った。しかし、戦力を充実させただけではリーグの勢力図を覆すことはできない。ケミストリーを構築させるためには、ロイブルHCのもとで新戦力と既存メンバーが化学反応を起こし、相乗効果を生みだせるかが明暗を左右する。
北の大地から新たな歴史を刻む、新生レバンガ北海道の戦いが幕を開ける。

プレシーズンゲームでも得点力の高さを証明した富永[写真]=B.LEAGUE
日本が誇る天才シューターは、北海道からNBA入りを目指す決断を固めた。
北海道は2シーズン連続で平均得点が75点台と低迷。得点力アップの中心選手として大きな期待を背負う。正確無比な3ポイントを最大の武器とする背番号30は、「3ポイント成功率50パーセント達成」と自身の目標を公言した。脅威的な数字だが、決して夢物語ではないと感じさせるのが富永のすごさだ。
ロイブルHCはアンダーカテゴリーと3x3の日本代表でも指導を受けた恩師でもある。初めてBリーグでのシーズンを迎えるにあたり、ロイブルHCとオカフォーがいることは富永にとっても心強い。
Bリーグデビューの舞台は地元・愛知県。「プレシーズンで試合を重ねるごとにケミストリーもよくなっています。その中でも自分のプレーでチームを引っ張りたい」。IGアリーナの主役となり、北海道を勝利へ導く。
文=小沼克年
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