2025.10.19
レバンガ北海道は10月11日、『りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON』B1第2節Game1で広島ドラゴンフライズとのアウェイゲームに臨み、94-73の逆転勝利を収めて2連勝を飾った。
4点リードで最終クォーターに入り、それまで苦しんでいた富永啓生が覚醒した。残り6分26秒でコートに立つと、直後のレイアップは落としたが、味方がつないだボールをステップバックスリーで沈め、この日最初の3ポイントシュートを成功。
これで勢いづいた背番号30は、オフィシャルタイムアウト明けに果敢なアタックで立て続けにバスケットカウントを獲得して雄叫び。残り3分38秒では相手にマークされながら3ポイントシュートを決めきり、セレブレーションで喜びを爆発させた。

[写真]=B.LEAGUE
第3クォーターまでは広島のタイトなディフェンスを受けて苦戦していた。アンダー世代の日本代表でともに戦った経験のある広島の三谷桂司朗も試合前日、富永について「1本入ってしまうと、なかなか止められなくなってしまう怖さがあるので、まずはその1本を楽に打たせないこと。少しでもストレスを感じさせながらシュートを打たせることが自分の役割なので、そこを徹底することが大事だと思います」と警戒を高めていた。
富永は第1クォーターで6得点1アシスト2スティールを記録したものの、その後は沈黙。代名詞の3ポイントシュートも第3クォーターまでに2本しか打てないほど徹底的にマークされ、「自分は自分のタイミングで(パスを)もらうことによって生きてくる選手なので、そこのタイミングを相手がうまく削ってきていたと思います」と振り返った。

[写真]=B.LEAGUE
オカフォーは相手キーマンのコフィ・コーバーンとインサイドで激しくバトルしつつ、チーム最多の20得点12リバウンドで勝利に貢献。島谷は積極的な姿勢で第3クォーターだけで12得点を挙げてチームを逆転へと加速させた。
「他の選手がステップアップしてくれて、チームの流れをつかんでくれたので、そこはすごくチームとして良かったとこだと思います」(富永)
富永自身もやられっぱなしで終われるわけがなく、「どんなときでも待つことはすごく大事」と我慢しつつも、「自分のタイミング、自分の出番が来たところで、しっかりとやっていけたらいいと思っていました」と、虎視眈々とその時を狙っていた。
そして、勝負を決める大事な最終クォーターで最初の3ポイントを皮切りに、12-0のスコアリングランの内11得点を挙げてチームを勢いづけた。「どこで自分らしさを出してやっていくかを考えた結果、最後の最後で得点して相手を突き放すことができたのは良かったと思います」と胸を張った。

[写真]=B.LEAGUE
富永は、「個人としては試合全体的になかなか流れをつかめない中、リズムに乗れない中で、4クォーターの最後で勝利に導くことができて良かったと思います」と喜び、弾みをつけて敵地での3連勝に挑む。Game2も変わらぬ警戒を受けるだろうが、常に活躍の機会は狙っている。
文=湊昂大
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