
2025.03.15
試合前に心を鎮めて悠然と構える姿を見せたかと思うと、試合では気迫のこもった激しいプレーでチームをけん引。広島ドラゴスフライズのドウェイン・エバンスは、大黒柱という表現がよく似合う。コート外でゆったりと歩くその姿には威厳すら感じられるが、本人は「ただ疲れているだけかな」と笑った。
エバンスは2022年に琉球ゴールデンキングスから移籍して広島で3シーズン目。今シーズンはケガで出遅れ、復帰直後に再離脱を強いられる苦しいスタートだったが、昨年のバイウィーク明けに再合流した後は安定した活躍でチームを引っ張っている。これまでB1リーグ戦28試合に出場し、いずれもチームトップの1試合平均15.6得点、7.6リバウンド、4.4アシストを記録。自身のパフォーマンスについて、「全体的には悪くない」と振り返る。
「シュートもよく打てているし、しっかりプレーできているけど、もちろんもっと勝ちにつなげないといけない。そのためには、ディフェンスでもっとコミュニケーションを増やしていかないといけないし、シュートはもっと成功率を上げないといけない」
[写真]=B.LEAGUE
すべてはコート上で最大限の力を発揮するため。「リラックスができていて、余計なことを考えずに試合に集中している時が1番いい状態」という理想のマインドで試合に臨めるように準備を欠かさない。
ホームゲームではウォームアップに登場すると、コートサイドでイベントに参加する子どもたちにグータッチ。試合前に穏やかな表情でファンとの交流を深める。「試合に来てくれた人たちと触れ合えたらいいなという気持ちでやっている。子どもたちはかわいいし、彼らとの交流が大好きだから」と笑顔で話した。
ただ、試合が始まれば、闘志みなぎる表情でアタックし続けてチームを救う。そうした試合で見せる戦う姿や会見などで口にする言葉には強い責任感が伴っている。
[写真]=B.LEAGUE
コートに立つ者の責任。それをエバンスは常に自分らしい姿勢を貫くことで表現する。
「自分のキャリアで積極性に欠けた時期はあんまりない。常にアグレッシブに戦うことが自分のスタイルだからだ。コートに立てば、クールにプレーすることはできない。僕はアタックやアグレッシブに戦うこと、チームメートとの連係プレーが好きで、そうしたやり方でもう10年近くやってきた」
アメリカ出身のオールラウンダーは今年33歳。今シーズンは若手が多いチームの中で、誰よりもアグレッシブに戦う姿勢を見せてきた。そうして責任を背負うベテランは、若手たちに「常に上を向いて全力でプレーしてほしい。最初から完璧になんてできないのはわかっている。だから、彼らが下を向かず、常に切り替えてやれる限り、僕らは良くなり続けるはずだ」と期待を寄せる。
広島はリーグ戦37試合を終えて17勝20敗で西地区5位。ワイルドカードの順位でも8位と3年連続のチャンピオンシップ出場に向けて厳しい戦いが続く。リーグ戦は約1カ月の中断期間を終えて、3月1、2日に行われる川崎ブレイブサンダースとのアウェイ2連戦で再開する。
このバイウィークで「実家に帰って友達や家族に会っていいリフレッシュができた」というエバンスは、再開に向けて「今シーズンは厳しいスケジュールが続いているけど、目の前の試合を戦い抜かないといけない。まだリーグとEASLの2つのタイトルを取るチャンスが残っているので、そこを目指してやっていきたい」と力を込めた。
[写真]=EASL
年間王者に輝いた昨シーズンのような快進撃が期待されるシーズン終盤戦。負けられない試合しかないが、どんなときもまずは自分のプレーを積極的に。コートに立つ責任を果たすべく、広島の大黒柱はいつもどおりマインドを整える。
[写真]=B.LEAGUE
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