2025.03.07

「決勝で琉球さんと戦えたら僕らもうれしい」広島・中村拓人はEASL頂上決戦へ順調アピール

広島ドラゴンフライズの中村拓人[写真]=EASL
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 3月6日、東アジアスーパーリーグEASL)の王者を決めるファイナルフォーの試合会場・スタジオシティ(マカオ)で前日練習が行われ、広島ドラゴンフライズ中村拓人が取材に応じた。

 広島は5日に琉球ゴールデンキングスとのB1リーグ戦を戦い、翌6日夕方にマカオ入り。中村はこの試合をコンディション不良のため欠場していたが、この日はコートに姿を見せ、「体調的にはぜんぜん大丈夫」と順調な調整ぶりをアピールした。

 チームとしてはB1リーグ戦から中1日でEASL準決勝、さらに中1日で決勝(もしくは3位決定戦)という過密日程だが、「チームにとって試合を多くできることでいい方向に向かっている。僕自身もいい経験にできるように100パーセントやっていきたい」と前向き。2月末の日本代表活動では「ちょっとしたぶつかりだったらファウルにならないし、自分も強くプレーしないとファウルをもらえない」と、フィジカルの重要性を実感したといい、日本代表での経験もEASLファイナルフォーの舞台で生きそうだ。

 開催3年目となるEASLでは、昨シーズンに千葉ジェッツが初優勝。Bリーグ勢の連覇も期待されるなか、今シーズンは琉球とともに2チームがファイナルフォーに進出。広島は元NBAプレーヤーのジェレミー・リンらを擁する新北キングス、琉球は桃園パウイアンパイロッツと準決勝で対戦し、ともに勝ち上がれば、決勝で日本を代表するクラブが激突することになる。

 中村は「この機会を楽しみながら、やるからには絶対に倒したいですし、決勝の舞台に立たないと経験できないこともあると思う」と頂上決戦への意欲を示し、「アジアでBリーグを広める機会でもありますし、Bリーグの盛り上がり、強さを発揮できる機会でもあると思う。もちろん、まずは自分たちが決勝に行くことを考えて、決勝の舞台で琉球さんと戦えたら僕らもうれしいですし、Bリーグとしても盛り上がると思うので。まずは自分たちがその場に立てるように頑張りたいと思います」と力を込めた。

 7日は19時40分から広島vs新北、22時10分から琉球vs桃園パウイアンパイロッツがティップオフ予定。9日に行われる3位決定戦と決勝も含め、全試合が『U-NEXT』で独占配信される。

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