琉球の大黒柱が“NOカジノ”宣言…桶谷HCも笑顔「めちゃくちゃ気合い入ってますね」

スタジオシティ入りした琉球の桶谷大HC［写真］＝EASL

バスケットボールキング編集部

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　3月6日、Bリーグ代表として東アジアスーパーリーグ（EASL）に出場している琉球ゴールデンキングスが、EASLの王者を決めるファイナルフォーの会場・スタジオシティ（マカオ）で前日練習を公開。桶谷大ヘッドコーチが取材に応じた。

　琉球は5日にB1リーグ戦で広島ドラゴンフライズを87－86で下し、翌6日夕方にマカオ入り。試合運びに課題があることを認めつつ、白星を重ねられていることから雰囲気は上々だと明かし、「EASLでいいパフォーマンスを見せられるんじゃないかなと思います」と、自信ものぞかせた。

　前日練習では、直前にコートを使用していた広島が主力を含むフルメンバーで汗を流していた一方で、「試合の次の日に練習することは基本的にない」という琉球は、プレータイムの短い選手たちが中心の軽めの調整。そんななか、チーム最多リバウンドを誇る“大黒柱”ジャック・クーリーの姿もあり、指揮官も「なんで来たかわからないですけど…（笑）」と記者団の笑いを誘った。

　直近の広島戦でも29分36秒に出場していたクーリーが、なぜ“主力免除”の前日練習に参加したのか…。桶谷HCは次のように見解を語った。

「ジャック・クーリーはめちゃくちゃ気合い入ってますね今回。というのも（彼は）カジノ大好きなんですよ（笑）。それなのに『今回はノーカジノ』って言って、シュートも打って、マッサージも受けて、デイジー（最高）な状態で試合に臨むって言ってたんで。かなり気合い入ってるなと思いますよ」

EASL制覇への思いを滲ませる琉球のジャック・クーリー［写真］＝EASL

「（EASL）今シーズンに関しては予選からそんな感じでしたね。やっぱり悔しかったんだと思いますよ。去年も負ける度にああだこうだ言い訳をしながら。でも、そうやって言うということは、この大会で勝ちたいという思いもあったと思うし、本人のプライドがあるんだと思う。やる以上は優勝したいというのがあるんじゃないかなと思います。今回はすごく正直な気持ちが今のこういう行動に出ているんじゃないかなと思います」

　琉球が7日の準決勝で対戦する相手は、広島に次ぐグループA2位で勝ち上がってきた台湾の桃園パウイアンパイロッツ。桶谷HCは「得点力がめちゃくちゃあって、個々でもキャラクターがある選手が多い」と印象を明かし、「何を許して、どこを止めにいかなきゃいけないのか、そこのメリハリをしっかりつけて戦えたら」とも語った。

　昨シーズン東アジアの頂点に立った千葉ジェッツに続く日本勢連覇へ。EASLのファイナルフォーは、7日19時40分から広島vs新北キングス、同22時10分から琉球vs桃園の準決勝が開始。9日の3位決定戦と決勝も含め、全試合が『U-NEXT』で独占配信される。

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