
2025.03.15
3月8日、東アジアスーパーリーグ(EASL)準決勝での敗戦から一夜明け、琉球ゴールデンキングスの桶谷大ヘッドコーチがメディアの取材に応じ、敗因とチームに呼びかけた言葉、そして日本代表トップチームの候補にも名を連ねていた脇真大へ投げかけたメッセージについて語った。
桃園パウイアンパイロッツと激突した準決勝は、序盤にオフェンスが噛み合わずビハインドの苦しい展開。先発起用した松脇圭志と脇真大が当たらないなか、荒川颯、植松義也らベンチメンバーの奮闘もあり、後半に最大16点差から一時逆転したが、最後は消耗戦の影響からかオフェンスが停滞。クロスゲームで競り負けた。
「目の前に起きている事象に対してフラットに対処すればいいのに、みんな2本目の矢にやられすぎ」と苦境に立ったときに原点を見失ってしまうことを指摘し、「シュートを落としたからと言ってコンセプトと違うことをやりだすのは違うし、我慢強く確率が高いことを徹底してやり続ける、勝負が来たときにリスクを負ってやるということがウィナーだと思う。我慢できなくなって違うことをやりだしてしまうのが今の自分たち」と話した。
「脇は代表にも呼ばれてるけど、突き抜けることができていない。本当に勝たなきゃいけないときに力を出し切れていない。それは考えたほうがいいよって。やっぱりそれはスキルがない。バスケットじゃなくて、マインドセットのスキルがない。突き抜けるまで本当にちょっと。ここやで、という話をしました」
日本代表にも選出されていた脇は、準決勝に先発出場したものの、12分20秒のプレータイムで4得点。出場時間中の得失点差を表すプラスマイナスは、チームワーストの-15だった。指揮官は「シューターのマインドになってどうするの。それ以外のこともやってきたからあなたは“脇”なんでしょ。そこを忘れたらあかんよ」と発破をかけたという。
殻を破りきれていない脇に最も伝えたいことこそ、チーム全体に向けて発した「ウィナーになろうぜ」という言葉だったのだろう。その真意について、「ウィナーが何かって、やっぱり自分の役割を理解してやり続けることじゃないですか。違うことをしたり、違うマインドになってしまったらそれはウィナーじゃない」と桶谷HC。
この話の流れで飛び出したのが、決勝進出を決めた広島ドラゴンフライズのエースの名前だった。
予期せぬ展開にも落ち着いたプレーで広島を支えたドウェイン・エバンス[写真]=EASL
エバンスについては、広島の朝山正悟HCも「すば抜けて勝者のメンタリティーを備えている選手ですし、間違いなくチームの大黒柱。勝利への飽くなき執念みたいなこともそうですし、苦しい状況でもプレーと言葉で選手を引っ張ってくれる、本当に頼もしい存在」と全幅の信頼を寄せている。
また、エバンスとともにプレーする中村拓人も「プレーもそうですけど、それ以外のエネルギーの部分とか、彼がこのチームを持ち上げてくれているのかなと感じますね」と話し、「彼の姿を見て学ぶものはたくさんある」と刺激を受けている様子だった。
指揮官が飛躍のヒントを授けた脇を筆頭に、各選手たちが地に足をつけたプレーを披露できるか。琉球にとって9日17時10分ティップオフの3位決定戦・新北キングス戦は、成長の兆しを示す貴重な機会になる。
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