2025.05.28
3月15日、国立代々木競技場第一体育館で『第100回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会』決勝が行われ、琉球ゴールデンキングスがアルバルク東京を60-49で下し初優勝。ベストファイブに選出された脇真大は試合終了後、「いや、僕?って思いましたけど、賞をもらえたのはうれしく思っています」と喜びを口にした。
ベンチスタートだった脇は、第1クォーター残り3分に小野寺祥太との交代でコートイン。左ウィングからのドライブで放った最初の2ポイントショットを沈めると、その後も果敢にペイントへアタック。ディフェンス面でも奮闘し、14分9秒のプレータイムで5得点1リバウンド1アシストと、大激戦のなか勝利への道筋を懸命につないだ。
7日から9日に行われたEASLファイナルフォーでは壁に直面し、“マインドセットのスキルが足りない”と指揮官からも発破をかけられていた有望株。この日は持ち前のスピード溢れるプレーを見せ、果敢にアタックする姿勢が光った。
大学時代に世代屈指のスター選手として大舞台を経験してきた脇にとっても、さすがに1万9人の観衆が詰めかけた天皇杯決勝では「アップしていてちょっと緊張するなというのもあった」ようだが、「いつも通り僕のプレーをやるだけと思っていましたし、勝った時のことを常に考えていたので。こうやって勝利した後のことを考えれば、僕もプレーに入りやすいなと思ったので、そういうところを作ってきました」と、課題のひとつであった“試合への入り方”を振り返った。

試合中盤に流れをつないだ琉球の脇真大[写真]=古川剛伊
B1リーグ戦にEASL、天皇杯決勝と過密日程を過ごしてきた琉球の次戦は、19日(水)のB1第25節・京都ハンナリーズ戦。EASL含め3連敗中だったB1西地区首位にとっては、大きな大きな今シーズン初タイトルとなった。
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