2025.03.15

1年前の“悪夢”から立ち直る悲願達成…琉球ゴールデンキングスの桶谷大HC「本当にうれしい」

ヒーローインタビューで喜びを口にした琉球の桶谷大ヘッドコーチ [写真]=古川剛伊
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 3月15日に国立代々木競技場 第一体育館で「第100回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルが行われ、琉球ゴールデンキングスアルバルク東京と対戦。60-49で勝利を収め、天皇杯初優勝を飾った。

 試合後のヒーローインタビューに応じた桶谷大ヘッドコーチは、心境を問われると「ホッとしていますよ。去年はここ(決勝)で惨敗してしまったので、1年越しの勝利で、あの悪夢から立ち直れました」とコメント。千葉ジェッツを相手に69-117の大敗を喫した前回大会決勝の悔しさを晴らした。

 100回目の記念すべき大会での初優勝。指揮官は「天皇杯をやっと沖縄の地に持ち帰れるので、それが本当にうれしいです」と述べつつ、「A東京と死闘を繰り広げられたこと。A東京が相手だったからなおさらうれしいです。お互いに作り上げてきたBリーグがこうやって天皇杯100回目の決勝で激闘になったことを本当にうれしく思います」と喜んだ。

 アレックス・カークジャック・クーリーを中心にインサイドを支配し、ディフェンスでは相手をわずか49得点に抑えた。「うちには軍師が後ろにいるので。(佐々)宜央がずっと僕に声を掛けてくれました」と、自身を支えるアソシエイトヘッドコーチにも言及した。

 マカオで開催された「東アジアスーパーリーグ(EASL)2024-25シーズン」から中2日でリーグ戦をこなし、再び中2日で迎えた天皇杯決勝。「(今日は)プレーしながら楽しんでくれていました。ここ何試合かは勝たないといけないプレッシャーのなかでプレーしていました。今日のゲームはみんなが楽しみながらプレーしていたんじゃないかなと思います」と、過密日程ながら戦い抜いた選手についても口にした。

 最後に「ゲームに入る前から琉球のファンの皆さんの声援が大きかった。すごく僕たちに力を与えてくれました。ファンが作った風だと思います。本当にありがとうございます」とファンへメッセージを送った。

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