2026.04.04
レギュラーシーズン上位8チームによる「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2025-26」がいよいよ開幕する。本稿ではチャンピオンシップの出場チームを紹介。6チーム目は9大会連続9度目のCS進出を果たした琉球ゴールデンキングスをピックアップする。
今シーズンの琉球は、まさに山あり谷ありの戦いだった。開幕節のホーム横浜ビー・コルセアーズ戦では、5年ぶりに開幕カードで連敗。さらに10月にはケヴェ・アルマが退団し、短期契約のアンドリュー・ランダルを経て、12月にデイミアン・ドットソンが途中加入するなど、ロスターの再編成を余儀なくされた。30試合終了時点では18勝12敗と、CS圏外で前半戦を折り返す苦しい状況だった。
しかし後半戦に突入すると、キングスは目覚め始める。1月のアウェー千葉ジェッツ戦での連勝をきっかけに勝率を上げ、4月22日の川崎ブレイブサンダース戦に勝利。Bリーグ初年度から続く9大会連続のCS出場を決めた。
復調のベースとなったのは、キングスの強みである「インサイド支配」と「リバウンド」だ。ジャック・クーリーとアレックス・カークの強力なインサイドは今シーズンも健在。さらに途中加入のドットソンが、クリエイトできて3ポイントを打てるハンドラーとして存在感を発揮し、攻撃の幅を広げている。
天皇杯や東アジアスーパーリーグ(EASL)での悔しい敗戦も糧となった。接戦の中で「我慢」できる精神的な強さが培われ、苦しい時間帯でもリバウンドとディフェンスで勝ちきる“キングスらしさ”は、大舞台になるほど輝きを増す。
エースのヴィック・ローが「キングスは大事な場面でいつも良いプレーをする」と自信を口にするように、キングスはCSという決戦に向けて確かなメンタリティを備えつつある。チーム全体で「より良いプレー(Play better)」を体現し続けることができれば、王座奪還は十分に射程圏内だ。

自身2大会ぶりとなるCSに臨む岸本[写真]=B.LEAGUE
昨シーズンは左足の負傷によりCSを全休した岸本隆一。今シーズンはベンチスタートが増えたもののコンディションに不安はなく、クラッチタイムでの勝負強さも健在だ。「キャリアを重ねる中で、積み重ねる部分と、あえて手放す部分を精査してきた」と語るように、ベテランとしての円熟味も増している。
CS出場を決め、「CSからが本当のスタートライン。一つひとつの試合を充実したものにしたい」と気持ちのギアを上げている。
CSセミファイナル期間中の5月17日は、岸本にとって36回目の誕生日。「誕生日にプレーするチャンスをつかみたい」と笑顔を見せた。背番号14のクラッチシュートが、キングスを5年連続ファイナル、そして王座奪還へと導く。
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