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琉球・桶谷HC「カークは子どもが生まれて…」EASL3位決定戦でロー外しドットソン起用の理由も説明

[写真]=EASL
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■「蝶のように舞い、蜂のように刺す」

 3月22日、「EASL FINALS MACAU 2026」3位決定戦が行われ、琉球ゴールデンキングスが77-76でアルバルク東京に勝利した。琉球の桶谷大ヘッドコーチは「決勝に行って負けるチームがあったりする中で、3位決定戦とはいえども大会の最後に勝てたというのは、本当に大きいと思います。これがシーズンにつながっていけたら」と、3位という結果を前向きに受け止めた。

 準決勝では第4クォーターだけで40失点し、宇都宮ブレックスに逆転負け。相手の驚異的なパフォーマンスを称える部分もあったが、試合時間残り2分にヴィック・ローが2度目のテクニカルファウルを宣告されて退場するなど、試合終盤の“冷静さ”を欠いた試合運びを反省する声が出ていた。

 中1日で迎えた3位決定戦へ向けた準備について問うと、桶谷HCは「“蝶のように舞い、蜂のように刺す”というメンタリティ」と、チームに求めたことを表現。その真意について、次のように話した。

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「結局強いチームって、クルーシャルタイム(重要な時間帯)で我慢しながら最後の決定打をしっかり刺せる。それこそ“冷静さ”がないとそういうことはできないですし。前回の試合からポイズ(冷静さ)ですよね。それをしっかり持って40分間プレーするということ。今日も本当に前回と同じようなシチュエーションだったんですよね。もう、これ点数取られたら負けるよねっていう時間帯で、ファウルになったり、シュート決められたりして。それでも、そこで切れることなく最後までやり切った結果が、最後の最後にサイズ選手がシュートを落として、ファンブルして、そこから速攻に持っていって佐土原がユーロステップで決めたっていうシーンにつながったと思うんで。やっぱり最後までやり切る、自分たちがゲームを終わらすんじゃなくて、やり切った結果っていうのが今日、前回(準決勝)と違うところで結果につながってきたかなというふうに思います」

■ロスター変更の狙い

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 また、3位決定戦では、ヴィック・ローがロスターから外れ、デイミアン・ドットソンを起用。先発出場した背番号21は、試合途中に顔面を負傷するアクシデントがありながらも、約25分出場し、19得点9リバウンド2アシストの活躍を見せた。

 この選手起用について、桶谷HCは「いずれにせよ3位決定戦になったらドットにしたほうが良いかなという僕の直感ですね」と切り出し、「彼(ヴィック・ロー)がテクニカルファウル2個吹かれたからとかそういうのじゃなくて、単純にこの試合に向けてドットの方が準備できていた」と説明。対戦相手であるA東京との相性も、ドットソンを選ぶ理由の一つになったという。

「アルバルクさんは大体どういうプレーするかっていうのが決まっていて分かりやすいんで、1人ハンドラーを増やした方がいいんじゃないかと。もちろんヴィックもできるんですけど、まあヴィックはどっちかというとディフェンスやったり、自分でシュート打ったりするタイプなんで。ハンドラー、クリエイターという部分で、ドットの方がいいかなということでドット使いました」

■カークが一足先に帰国

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 琉球は昨年のEASLファイナル4で2連敗。今年は準決勝に進んだ4チームのうち3チームが日本勢で、今後のBリーグ終盤戦に弾みを付ける意味でも、負けられない試合だった。「やっぱり普通の3位決定戦じゃなかったっていうのは僕らの中でもすごいありましたし、やっぱりいろんな意味で、何としてでも勝ちたい試合」と桶谷HC。

 チームのテーマでもあった“冷静さ”と、特別な3位決定戦に関する話の流れのなかで、試合直後にチームを離れ、足早にアリーナを後にしていたアレックス・カークの事情も明かされた。

「カークは今日の朝に子どもが生まれて。やっぱり本人も帰りたかったけど、チームのために残ってプレーした。ゲームが終わって、すぐに帰ったんですけどね。でも、それぐらい自分たちの色々な感情がある中で、やっぱりポイズ(冷静さ)を持ってプレーできたというところは、すごい良かったなという風に思います」

 1週間後にはB1リーグ戦が再開する。「勝って終えられたというのは、すごくキングスにとっても意味のあるものじゃないか」。EASLマカオ遠征での収穫は、チャンピオンシップ出場権を争う琉球にとって貴重な糧となるはずだ。

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