2025.10.27
10月13日、B1第3節でレバンガ北海道と対戦した群馬クレインサンダーズは、99-72で快勝を収めた。今シーズンからBリーグに活躍の場を移した北海道の富永啓生は、ドライブなどで17得点を挙げたものの3ポイントのヒットはなかった。
B1初参戦でシューターとしての存在感を発揮していた富永を、今シーズン初の3ポイント成功0本に抑えた群馬。その守備について群馬のカイル・ミリングヘッドコーチは、個で対応するのではなくチームとして自分たちのディフェンスを遂行できたことが今回止められた要因の一つと振り返った。また、スイッチを駆使しながらも「しっかりガード陣が止めてくれたところは評価したいと思います」と、富永にマッチアップしたガード陣にも賛辞を送っている。
粘り強いディフェンスで富永の3ポイントを阻んだ場面もあった中村拓人は、ディフェンスをしっかり遂行したことが大勝につながったと評価。「ディフェンスからオフェンスにいい流れを持ってやれたというのが試合を通して良かった部分かなと思うので、チームとして準備してきたことをしっかりやれたのが一番良かったなと思います」とコメントしている。

富永は4試合連続2桁得点をマークしたが3Pは0/6本[写真]=B.LEAGUE
自身のプレーの状態は徐々に良くなっていると語る富永は、チームとして攻守で自分たちのリズムを作ることができなかったと反省しながらも、「そこさえ上手く作ることができれば、自分たちの武器をもっと発揮していけると思っているので、試合中に、早い段階で長い時間、もっと出していけるようにしなければいけないと思っています」と、次戦を見据えた。

[写真]=B.LEAGUE
Bリーグ1年目の富永も「これまでの6年間はアメリカにいたので、このような機会がなかったですが、今シーズン日本に帰ってきて、一緒にプレーしたことのある選手との対戦はすごく楽しみにしている部分もありますし、負けていられないという気持ちも強いので、プライドを持って臨んでいます」と明かした。

開幕前には3P成功率50%という目標も掲げていた富永[写真]=B.LEAGUE
どのチームからも警戒される富永が、今後スコアラーとしてどのように開花していくのか。そんな富永の3ポイントをチームディフェンスで封じた群馬がこれからどのような躍進を見せるのか、目が離せない。
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