2025.10.25

富永啓生のGリーグ選手保有権、リップシティ・リミックスがノーブルズビル・ブームから獲得

今年のNBAサマーリーグではインディアナ・ペイサーズでプレーした富永啓生 [写真]=Getty Images
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 NBAのポートランド・トレイルブレイザーズ傘下にあるGリーグチーム、リップシティ・リミックスは10月24日(現地時間)、B1レバンガ北海道富永啓生に関する選手保有権(returning player rights)をノーブルズビル・ブームから獲得したと発表した。交換で、リミックスはスターリング・マンリーの保有権をブームへ譲渡している。

 この制度は、過去にGリーグでプレーした選手がリーグに復帰する際、保有権を持つチームが優先的に契約交渉を行えるというもの。今回のトレードにより、リミックスが富永と交渉を行う権利を持つこととなったが、現時点で契約が成立しているわけではない。

 富永は6月にB1のレバンガ北海道と2025-26シーズンの選手契約を締結。その後、NBAサマーリーグでインディアナ・ペイサーズの一員として出場した。今回の発表は、将来的に富永がアメリカで再びプレーする際、リミックスが交渉権を有することを意味している。

 ただ、Gリーグ各チームが開幕へ向けてロスター構成を固めつつある時期でのトレードとなったことからも、今回の動きには注目が集まる。ノーブルズビル・ブームは今シーズンからインディアナ・マッドアンツから名称を変更したチームで、インディアナ・ペイサーズのGリーグ傘下組織。リップシティ・リミックスは昨シーズンに創設されたポートランドの育成チームであり、今後のGリーグにおける富永の権利保有状況にも関心が高まっている。

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