2021.11.26
越谷アルファーズは18日、鮫島宗一郎が2021-22シーズンをもって現役を引退すると発表した。今月27日の山形ワイヴァンズ戦で引退セレモニーを開催するという。
鹿児島県出身で現在34歳の同選手は、188センチ81キロのシューティングガード兼スモールフォワード。201年にTGI・Dライズへ入団し、レノヴァ鹿児島(現鹿児島レブナイズ)と山形ワイヴァンズを経て2015年に大塚商会アルファーズ(現越谷)へ入団した。
鮫島は昨シーズン終了時に越谷と契約満了となり、今シーズンは練習生として活動に参加。昨年11月に正式契約を勝ち取り、今シーズンは4試合で3得点を記録していた。
同選手は発表にあたり、クラブを通じで長文のコメントを発表している。
「この度、2021-22シーズンをもって引退することを決断しました。シーズン途中での急な発表となり、驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、前々から私なりに時間をかけて考え、出した結論です。いろいろな状況が重なりこのようなタイミングでの発表となりましたことをご容赦ならびにご理解いただけますと幸いです。
2010年に宇都宮ブレックスの下部組織であるTGI・D-RISEに加入して以降、地元のレノヴァ鹿児島(現:鹿児島レブナイズ)や山形ワイヴァンズなど様々な場所でプレーする機会に恵まれ、多くの方との繋がりや応援をいただけたこと、心から感謝申し上げます。そして越谷アルファーズに加入してからは、ファン・地域の皆様、スポンサーやサプライヤーの皆様、運営担当の方やボランティアスタッフの皆様、職場の皆様、そして、クラブ関係者、チームスタッフ・コーチ・チームメイト、私を側で支えてくれる家族とともに、喜怒哀楽の素晴らしい様々な感動をともにし、夢のような時間を過ごすことができました。
私なりに自分の役割を常に考え、一生懸命に向き合い全うすることを支えにこれまで全力でプレーして参りました。結果的に私がBリーグの越谷アルファーズの選手として、できることは何もないと、言い切れるまでやり切ることができました。私のような選手が自分が納得するまで、Bリーグという第一線のステージでプレーを続けることができたのは、本当に選手冥利に尽きます。これもひとえに越谷アルファーズの理解や多くの皆様に支えていただいたお陰です。今後はバスケットボールを通して得ることができた、素晴らしい出会いや誇りに思える数々の経験や学びを活かし、何かしらの形で、この競技・リーグ・クラブの発展に微力ながら貢献していく所存です。
まだまだ2021-2022シーズンは続きます。チームの目標はB1昇格です。いろいろな制約が多く時には落ち込んでしまうこともあると思いますが、バスケットボールの素晴らしさは会場、またはアプリをとおして多くの方と感動体験を共有できることだと思います。今後も越谷アルファーズと一緒に日常の中に+αを見出していただけますと幸いです。幸せな選手生活を本当にありがとうございました」
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