2024.07.01

元日本代表・五十嵐圭が“古巣”新潟に4年ぶり復帰「クラブを立て直すという大きな挑戦」

2023-24シーズンはB1群馬でプレーしていた五十嵐圭[写真]=B.LEAGUE
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 7月1日、B3リーグの新潟アルビレックスBBは、B1リーグの群馬クレインサンダーズを退団した元日本代表の五十嵐圭と、2024-25シーズンの新規選手契約に合意したと発表した。

 新潟県上越市出身で現在44歳の五十嵐は、180センチ73キロのポイントガード。北陸高校から中央大学へと進学後、2003-04シーズンに日立サンロッカーズ(現サンロッカーズ渋谷)でトップリーグデビューを果たすと、2016年のBリーグ開幕後は新潟でプレー。主力選手として2018-19シーズンの地区優勝にも貢献した。

 ここ3シーズンは群馬でプレーし、2023-24シーズンはB1リーグ戦24試合に出場し、1試合平均3分18秒のプレータイムで0.8得点をマーク。6月30日に群馬より退団することが発表され、この度B2・B3へと2シーズン連続降格が続いている古巣新潟へ復帰することが公表された。

 今回の移籍発表に際して、五十嵐と新潟の糸満盛人代表取締役社長は、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「今シーズンから再び新潟アルビレックスBBに入団することになりました。この度、4シーズンぶりにオレンジのユニフォームに袖を通します。4年前、チームを離れることになった時『バスケットボールプレーヤーとして挑戦し続けていく』とお伝えしました。今回はこれまで以上の覚悟をもち、バスケットボールプレーヤーとしての集大成になります。プレーヤーでありながら、このクラブを立て直すという大きな挑戦です。私の選手生活の中でも重要な意味をもつ新潟。かつてホームアリーナであるアオーレ長岡で、大声援の中、地区優勝という結果を皆様と共に手にすることができたのは、私にとっても誇りです。しかし、その新潟が今年はB3で戦うことになりました。ここから再びトップカテゴリーを目指すため、新潟の為に貢献したいという想いで戻ることを決意しました。難しい道のりではあると思いますが、あきらめずに一つ一つ壁を乗り越え、チーム創設25年という歴史をもつプロバスケットボールクラブのパイオニアとしての復権を目指します。皆様に観たい、応援したいと思っていただける、魅力あるチームを作っていきます。その為には新潟アルビレックスBBに関わる全ての皆様の力が必要です。叱咤激励をいただきながら、また一から這い上がっていきたいと思います。皆様と共に戦えることを楽しみにしています。新しく生まれ変わる新潟アルビレックスBBをよろしくお願いいたします」(五十嵐)

「五十嵐選手、おかえりなさい。そして帰ってきてくれて本当にありがとうございます。多くのオレンジブースターの皆様も、私と同じように『こんなにうれしいことはない!』という気持ちになられていることと思います。五十嵐選手の魅力は、PGとしての精度の高いシュート・パスといったスキルだけではなく、自らの可能性を信じ、常に自分の足りない部分に目を向け続ける『ひたむきさ』にあると感じております。その気持ちを忘れずに努力・精進を怠らない五十嵐選手は、ベテランとなった今でも飽くなき成長にチャレンジし続けています。 3年ぶりに新潟に帰ってきてくれた五十嵐選手は、オレンジブースターの前で、前在籍時よりさらに円熟味を増したプレーと、そして何より大きい『勝利の感動』を届けてくれることに間違いありません。『王の帰還』を受けた我々新潟アルビレックスBBは、ここから日本一へ向けて再スタートをします。トップリーグまで駆け上がり返り咲くという高い目標に向け、チーム・フロント一丸となり進んでゆくことをお約束いたします。五十嵐選手という心強い仲間が帰ってきてくれたから成し遂げられることです。さあ、オレンジブースターの皆さん。五十嵐選手に熱い熱いブーストを宜しくお願いします。そしてアオーレ長岡で、五十嵐選手と一緒に『Go Albirex!!』と叫びましょう!!」(糸満社長)

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