2024.07.08
6月29日、味の素ナショナルスポーツセンターで「SoftBank CUP 2024(東京大会)」に向けた男子日本代表(FIBAランキング26位)のメディアデーが開催。河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)がメディアの取材に応じた。
「チームとしてベスト8という目標を掲げているので、そこはブラさずに、自分の持ち味を最大限発揮したい」と意気込む河村は、「ゲームマネジメントやゲームコントロールの部分は課題がたくさんあると思うので、得点やアシストのバランスだったり、どんなコールプレーを使うのか、そういう部分はもっと成長しないといけない」と自身の課題についても冷静に語った。
今回、トム・ホーバスヘッドコーチの体制になって初めて八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)が合流を果たし、「まだ1回しか練習してないですが、想像通り規格外というか、すべてのスキルにおいて世界トップレベルのものを持ち合わせた選手なんだなという印象です」と河村は率直な第一印象を明かした。
これまで積み上げてきたホーバスHCのバスケットスタイルに、八村の高い個の能力が加わることとなった日本代表。それでも、河村はこれまで以上に「自分たちの役割を遂行していくことが大切になる」と明言した。
「(渡邊)雄太さんや塁さんがボールを持つことが、一番得点効率がいいのは当たり前のことというか、紛れもない事実なのですが、そこで僕らが簡単にボールを預けて、外で待つということではなく、しっかりとズレを作った中でパスを渡すとか、2人に頼りすぎずに自分たちも役割を遂行していくことが大切になると思うので、任せっきりにならないことが大事かなと」
さらに、八村と「これからもっともっとコミュニケーションが必要になる」という河村は、司令塔であるポイントガードとしてエースの力を最大限発揮するべく、自身の状況判断能力も求められると力を込めた。
「なんでも高い水準でプレーできる選手だと思うんですけど、その中でも僕がドライブした場面でのカッティングの合わせは、より脅威になると思います。ピックアンドポップからの3ポイントだったり、なんでもできる選手だからこそ、相手のディフェンスの状況に応じてベストな選択ができればいいなと思います」
八村、渡邊の合流により、さらに熱を帯びた男子日本代表。まずは7月5日と7日に有明アリーナで行われる韓国代表(同50位)との強化試合に注目だ。
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