2017.12.18
古くから全国トップクラスの強豪として君臨した福岡大大濠高校(福岡県)と激闘を重ね、福岡第一高校(福岡県)はそこから成長を遂げてきた。これまでも福岡県を制した方が全国大会でも上位に勝ちあがってきた中、今夏の福岡で覇権を握ったのは福岡第一。そして、その勢いのままインターハイで頂点に立った。
ほぼ毎年迎え入れている外国人留学生の存在が大きいのは言うまでもないが、それだけで日本一になれるほど甘くはない。福岡第一のもう一つの武器は速さ。これまでに輩出した選手は並里成(現滋賀レイクスターズ)をはじめスピード自慢の選手が多く、今年も重冨周希と友希の双子がコート狭しと走り回る。そこに“柔”の蔡錦鈺、“剛”のバムアンゲイ・ジョナサンというタイプの異なるセンターが高さというオプションを加えている。さらに、1年生ながらスターターの松崎裕樹は、将来性豊かな190センチのオールラウンダーだ。
初戦で当たる可能性が高い中部大第一高校(愛知県)とは、インターハイでも3回戦で激突。21点差で下しているが、得点は75とやや抑えられた感もある。ここをハイスコアで勝てるようであれば、2冠達成が現実味を帯びてくる。初戦が重要な試金石になりそうだ。
文=吉川哲彦
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