Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
大会2日目を迎えた「Softbankウインターカップ平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」。女子はシード校が登場し、激戦が繰り広げられた。
ただ、ウインターカップは、試合だけでなく、会場に足を運べば多くのイベントブースで楽しむことができるのも魅力の一つ。その中で本日は、JX-ENEOSブースでWリーグのJX-ENEOSサンフラワーズの選手によるトークショーやサイン会などが行われた(JXTGホールディングス株式会社とJXTGエネルギー株式会社はウインターカップ協賛社)。
参加したのは藤岡麻菜美、林咲希、宮崎早織、梅沢カディシャ樹奈の日本代表組。トークショー、サイン会後は、4選手サイン入りのTシャツ争奪のじゃんけん大会を行うなど、参加したファンにとっては夢のようなひと時となった。
当日は林(精華女子高校/福岡県)、宮崎(聖カタリナ学園高校/愛媛県)、梅沢(桜花学園高校/愛知県)の母校の試合も行われ、林と宮崎は生観戦。そんなトッププレーヤー4名にウインターカップへの思いや高校生へのアドバイスを聞いた。
ウインターカップに出たかったという思いはあるのですが、3年生のインターハイではいいところまで勝ち進めたし(ベスト16)、ウインターカップの経歴はなくても、Wリーグや日本代表を目指せるという話を中高生にもできるので、それはそれでよかったのかなと思っています」
【中高校生へ】
「どこかで自分のプレーを見てくれている人はいるので、チームで上までいけなかったとしても、自分が選手としてどこまでを目指すのかという目標や夢を明確にしてほしいと思います。バスケットは好きだからやっていることだと思うので、そこを突き詰めて諦めないでください」
【ウインターカップへの思い】
「私はインターハイの出場経験がありますが、ウインターカップには出ていません。東京体育館でもプレーしたことないし…。何面もある体育館でもやったことないですね。
母校の初戦を見ましたが、少し焦っていたのかシュートが入ってなかったけれど、後半に3ポイントシュートが入るようになって良かったです。小さいけれど、リバウンドも体を張っているし、小さいなりにどうにかしようという気持ちがすごく伝わってきました。
『チームみんなで頑張る』スタイル、ベンチメンバーも応援の人も一緒になって戦うというのは私の頃から全然変わってないないです。母校ですが、いいチームだな感じます」
【中高校生へ】
「ウインターカップに出ている3年生たちにとっては、最後の大会になるので悔いなく。逆に1、2年生は思い切りの良いプレーをしていいと思います。ウインターカップに出られなかった高校生も、あきらめず、勝てなくても、努力をすればいいチームになっていくと思うし、自分次第で変わることもあると思うので、頑張ってください」
今日は、カタリナにとって初戦だったこともあり接戦で、緊張してるんだなと思いながらも、頑張ってほしいという気持ちで見ていました。普段観客で見るということがあまりないので、落ち着いて見ることはできませんでしたね。ヒヤヒヤでした(笑)。でも、私たちの時よりも今の高校生は技術もあるし、気持ちも強いし、見ていて楽しかったです」
【中高校生へ】
「バスケットに打ち込む高校時代というのは、これから先の人生で『楽しかったな』と思える瞬間でもあると思います。今を頑張ることが、これからの財産になるので、しんどくても辛くても頑張ってほしいです」
【ウインターカップへの思い】
「今年の桜花学園で私が一番期待してるのは、アマカちゃんです(オコンクウォ・スーザン・アマカ)。1年生だけど、すごく成長してるので、楽しみです。今年の桜花の3年生は、私が3年生の時の1年生。いろんな個性を持った子たちですが、それをプレーで発揮してほしいです。
やっぱり試合会場に来ると高校時代を思い出します。大会期間中はチームもピリピリしてるし、『優勝しなきゃいけない』というプレーッシャーもかなりありましたね。
桜花学園での3年間、私は基礎から井上先生に教えてもらったので、すごく感謝していますし、バスケット自体を学びました」
【中高校生へ】
「自分のプレーに自信がないという人でも、自分を信じ、少しでも自信につなげていくように。そうすれば取り組んでいるプレーが身に付いたり、楽しいと感じるようになったりすると思います」
取材・文=田島早苗