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『B MY HERO!』
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4月から新学期がスタートし、高校バスケ界では各チームにルーキーたちが加入。昨年の1、2年生も学年が1つ上がり、ここから本格的なチームづくりを図っていく。今回、バスケットボールキングでは2019年に注目すべき選手を独自にピックアップした。
昨冬にチームをウインターカップ3位へ導いた大エース、富永啓生が抜けた今年の桜丘高校。絶対的エースがいない中で、チームをけん引する1人が3年生の村口宗羅(そら)だ。惜しくも準優勝で終えた4月の「bjカップ(バスケットボールジャパン 2019 東進ハイスクールカップ U18)」では、大会ベスト5にも選出された。
「今年はディフェンスをがんばって、ロースコアゲームで勝てるようにしています。オフェンスでは、留学生を使いながらチーム全員で走って点を取るスタイルです」
そう話す村口は、176センチのガードながらフィジカルが強く、試合では持ち味のドライブに加え、ポストプレーでも得点を奪うことができる。ガードプレーヤーとしてボール運びやゲームをコントロールしながらも、時にインサイドでも攻撃の起点となる潤滑油としてチームに不可欠な存在だ。
最上級生として今年はリーダシップも求められる[写真]=大澤智子
「ガードの中では体が強い方なので、(江崎悟)監督からはポストプレーを要求されています。自分がポストプレーをやって、ディフェンスが寄ってくればアウトサイドや中の留学生にパスを出したり、ドライブも得意なのでドライブからパスを出したりすることを心がけています」
ちなみに、このポストプレーは“やらされている”のではなく、自身が得意とするプレーであり、チームと江崎コーチが「合わせてくれている」とのこと。最上級生となったチームのけん引役は、今後の課題について「もっと臨機応変に、ドライブからパスもシュートもできるようにしたい。(「KAZU CUP 2019」で)明成(高校/宮城県)とやった時にみんな身長が高くて、ドライブしてもダメだったので、もう少し外からのシュートを決められるようにしたいです」と、夏に向けてさらなるレベルアップを見据えている。
文=小沼克年