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8月1日、2回戦から登場した岐阜女子高校(岐阜県)は、準々決勝で京都精華学園高校(京都府)を僅差で破り、大阪薫英女学院高校(大阪府)との「令和元年度 全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」女子準決勝へ臨んだ。
第1クォーターは互角の展開となり、20-18。続く第2クォーターは徐々にペースを掴み始め、42-28で試合を折り返した。第3クォーター、第4クォーターでも拮抗した展開が続くも、リードを守りぬき、73-63で試合終了。昨年のインターハイと同一カードとなる決勝戦へ駒を進めた。
「オフェンスはチカンソがファウルトラブルにもなったけど、バックアップがモタモタしながらもゲームをつないでくれた。岐阜女子らしいゲームだと思う」と笑顔で試合を振り返ったのは、岐阜女子の安江満夫コーチ。
8得点5リバウンドに抑えられた林真帆に変わり、準決勝では佐藤ももの活躍が光った。高確率でシュートを沈め、15得点をマークし、オフェンスをけん引した。安江コーチも林のフェイスガードを予想していたという。「やっとそれをされるような選手になったのかと」と笑って答え、「林が止めらた分をシューターとしてやってくれた」と佐藤を称賛した。
安江コーチは今年のインターハイを振り返り「京都精華戦がひとつの山だった。もちろんファイナルに向けて準備はしてきたつもりなので、春からやってきたことが少しでも明日の試合に出たらいいかな」と述べた。
昨年のインターハイ決勝戦では、桜花学園に61-70で敗戦し、惜しくも優勝を逃した岐阜女子。
「今年の桜花は隙がない。だからこそ、あえて挑みたい。オフェンス力がすごい。インサイド、アウトサイド、フォワードのシュート力。捨てるところがない。ディフェンスで、チームとして個の力を守れるか。そこだと思う。明日は60点勝負だと思う。自分たちの戦いをするだけです」と語る安江コーチ。昨年のリベンジに向け、静かにその目は燃えていた。