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7月27日、「令和3年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」は、シティホールプラザ アオーレ長岡で男子3回戦が行われた。
地元・新潟県代表の開志国際高校(新潟県)は準々決勝進出を懸けて中部大学第一高校(愛知県)と激突。注目の一戦となったが、前半は下級生主体の開志国際が中部大第一に突き放され、前半を終えて29-51と大きなビハインドを負う。それでも後半出だしに追い上げを図った開志国際。しかし10点前後のビハインドを詰め切ることができず、最後は76-88で敗れた。
試合後、「点差が離れてしまったときに追い上げはできたのですが、ちょっと遅かったなと思います」とコメントしたのは今年の春にアメリカから開志国際に編入学し、今大会でも注目を集めていた介川アンソニー翔(2年)。
初めてのインターハイに臨んだ介川は、1回戦(対九州学院高校/熊本県)で36得点13リバウンド、続く尽誠学園高校(香川県)との2回戦では24得点13リバウンドをマークし、高い攻撃力を発揮した。
敗れた今日の試合でも15得点7リバウンドの数字を残したが、「(前半が)もっとできたと思います。結構マークが激しくて、ビックリしたところもありましたが、後半には慣れてきたので、前半からそういったメンタルで行けば良かったと思います」と本人は反省の弁。また、日本のバスケットについて「アメリカと違って速いペース」と言い、「個人的にはマークが激しい中で、どうやってプレーすべきかあまり分かっていなかったです」とも語った。
「3ポイントシュートとドリブルからのシュート、あとは体力も必須だと思います。左手が苦手なので、左のドライブと左からのシュートを練習したいです」と自身の課題について語った介川。ディフェンス面でも「疲れてくるとディフェンスに甘くなるところがあるので、体力をもっとつけたいです」と口にした。
チームに加入してから日が浅いものの、すでに欠かせない存在となりつつある介川。「とても悔しい思いのまま終わってしまったのですが、次回はもっと頑張って、しっかり準備をして、ウインターカップでは優勝したいと思います」と冬に向けて再起を誓っていた。