2023.08.05

夏の全国で輝いた“万能選手”たち…今大会のトリプルダブル達成者まとめ/インターハイ2023女子

インターハイでトリプルダブルを達成した2選手[写真]=伊藤大允
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 高校バスケ界2大大会の一つ、「令和5年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」女子の部が、7月25日から7月30日にかけて開催された。

 今大会においてもさまざまな選手が輝きを放ったが、そのなかでも“万能選手”の証明とされるトリプルダブルを達成した選手が2人存在する。本稿では全国屈指の強豪たちを相手に大車輪の活躍を見せたその選手たちを、一人ずつ振り返っていく。

岡﨑真依(土浦日本大学高校)

▼13得点|12リバウンド|12アシスト(1回戦:vs県立小林高校)

 1人目のトリプルダブル達成者は土浦日本大学高校の岡﨑真依。ポイントガードながら170センチを超える身長を活かし、リバウンドでも存在感を発揮した。

 土浦日大は結果として3回戦で札幌山の手高校に敗れることとなったが、岡﨑はこの試合でも19得点8リバウンド5アシストといずれも高水準のスタッツを記録。ウインターカップでの活躍ぶりも注目される選手の一人だろう。

坂口彩花(千葉経済大学附属高校)

▼30得点|16リバウンド|10アシスト(2回戦:vs鳥取城北高校)
▼13得点|17リバウンド|10アシスト(3回戦:vs日本航空高校北海道)

 千葉経済大学附属高校の坂口彩花は、今大会男女合わせて唯一2度のトリプルダブルを達成した選手だ。ガードとしてオフェンスの要を担う坂口は、168センチと上背も持ち合わせており、リバウンドでも活躍できるのが特徴の一つ。3回戦の日本航空高校北海道戦では、6つのオフェンスリバウンドを含む17リバウンドを記録しており、ベスト8進出の立役者となった。

 準々決勝の桜花学園高校戦では苦戦を強いられるなか、チームトップの23得点を記録。敗れはしたものの、優勝候補の一角を相手に堂々たる戦いぶりを見せた。