Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
夏の全国は“王者”日本航空に敗れた開志国際[写真]=伊藤大允
新チーム発足から公式戦無敗をキープして北海道に乗り込んだインターハイでは、準決勝で涙をのんだ。『U18日清食品トップリーグ2023』では全国のライバル7校をすべて倒して全勝優勝を飾ったが、開志国際高校(新潟県)が見据えるのは全国制覇のみだ。
昨年のウインターカップは悲願の初優勝を達成。前回大会でもスタメンを務めた澤田竜馬(3年)と平良宗龍(2年)を筆頭に、高い身体能力を誇る中島遙希(3年)、抜群のスピードで切り裂く清水脩真(2年)など、主力として日本一を経験したメンバーが複数いることは大きなアドバンテージとなるだろう。
「インターハイの1敗が非常に重くのしかかっています」と富樫コーチは口にしたが、昨年は準優勝に終わった夏の悔しさをウインターカップで見事に晴らした。2023年も1年前と似たような状況から日本一を目指すなかで、「開志国際らしいバスケット」(富樫コーチ)をいかに貫けるかが連覇の鍵を握る。
全員で守って、全員で走る。全国屈指のタレント集団がチームとして1つになれば、敵う相手などいない。
取材・文=小沼克年