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12月27日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は女子準決勝2試合が開催され、京都精華学園高校(京都府)と岐阜女子高校(岐阜県)が決勝進出を果たした。
今大会も残すところ決勝の1試合のみとなったが、その大舞台において、あるスタッツでウインターカップ歴代最多記録更新を射程圏内に捉えている選手が2名いる。
一人は2年連続の夏冬連覇を目指す京都精華学園の堀内桜花。堀内は今大会ここまでの4試合で29アシストを記録している。現在の歴代最多記録は、2016年に岐阜女子の藤田歩が記録した「39」アシスト。記録更新には11アシストが必要だが、決して不可能な数字ではない。
得点やリバウンドにも積極的に関与するオールラウンドなスタイルという点においても、2ケタアシストのハードルは高いものと予想されるが、準々決勝の聖和学園戦では11アシスト記録しているだけに、決勝での達成も十分に期待できるだろう。
記録更新が期待されるもう一人は、岐阜女子の絈野夏海だ。絈野は今大会ここまで19本の3ポイントを決めており、2015年に安城学園高校の須田多恵、2006年に県立足羽高校の斉藤庸子が残した「24本」成功という記録越えにあと6本のところまで迫っている。
絈野は今大会1試合平均10本以上3ポイントを試投している。特に準々決勝の桜花学園高校戦では、14本中9本を成功させるという高確率をマーク。準決勝の札幌山の手高校戦では成功率14.3パーセントと苦しんだが、ブレずに打ち続ける姿勢はまさしく“シューター”のそれだ。
果たして両選手の記録更新はなるのか。勝敗の行方はもちろんのこと、選手たちが記録するスタッツにも注目したいところだ。