2024.01.03

堀内桜花(京都精華学園)「攻守ともに超万能、世代No.1ガード」/WC2023女子ベスト5

ウインターカップベスト5に選出された京都精華学園の堀内桜花[写真]=伊藤大允
バスケ情報専門サイト

 夏のインターハイを制した京都精華学園高校(京都府)が大会2連覇し、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」女子の部は幕を閉じた。本稿では、決勝終了後に発表された大会ベスト5の選手たちが、今大会においてどのような成績を残したのか、各試合における成績を中心に振り返っていく。女子部門最終回となる今回は、見事優勝した京都精華学園高校(京都府)のキャプテン・堀内桜花をピックアップする。

堀内桜花(京都精華学園3年)

・2回戦 83○63 浜松開誠館高校(静岡県)
 ∟37分10秒出場/4得点/3P 0/2/9リバウンド/7アシスト/3スティール/1ブロック
・3回戦 95○67 県立下妻第一高校(茨城県)
 ∟27分20秒出場/8得点/3P 0/3/7リバウンド/6アシスト/1スティール/0ブロック
・準々決勝 84○57 聖和学園高校(宮城県)
 ∟34分13秒出場/6得点/3P 0/2/7リバウンド/11アシスト/5スティール/0ブロック
・準決勝 85○62 東海大学付属福岡高校(福岡県)
 ∟39分18秒出場/9得点/3P 1/4/10リバウンド/5アシスト/1スティール/0ブロック
・決勝 63○59 岐阜女子高校(岐阜県)
 ∟36分42秒出場/13得点/3P 0/1/10リバウンド/8アシスト/1スティール/0ブロック
・合計:117分43秒出場/40得点/3P 1/12 8.3%/43リバウンド/37アシスト/11スティール/1ブロック

 類稀なるパスセンスとゲームコントロール力を持つ堀内。彼女の魅力はそれだけにとどまらず、167センチという小柄な体格でインサイドに飛び込み、センター陣を相手にリバウンドを取ることもできる。また、ディフェンス面でも常に相手の隙を狙い続けスティール、ときにはブロックまで披露するオールラウンドなプレーヤーだ。

 今大会では2ケタ得点が決勝のみとなったが、その分アシストやリバウンドでチームを支えた。準々決勝でマークした11アシストは、今大会の1試合個人アシストランキングで首位に輝いている。決勝では、13得点10リバウンドでダブルダブルを達成。勝利するために必要なプレーを見極め、臨機応変にプレーする対応力と引き出しの多さを今大会でも示した。

 夏秋冬制覇の翌日には、アーリーエントリーが発表されていたシャンソン化粧品シャンソンVマジックでWリーグデビュー。優勝の余韻に浸ることなく次を見据える彼女の、さらなる飛躍に期待がかかる。