2024.08.08

京都精華学園がインハイ3連覇に王手…昭和学院は最終盤まで粘るも一歩及ばず

決勝進出を決めた京都精華学園の林咲良[写真]=佐々木啓次
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 8月8日、福岡県福岡市で開催されている「令和6年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」の女子準決勝が照葉積水ハウスアリーナで行われ、京都精華学園高校(京都府)が昭和学院高校(千葉県)に75-70で勝利。インターハイ3連覇に王手をかけた。

 第1クォーターは24-21と、インサイドで得点を重ねた京都精華がリードしたものの、高確率で3ポイントを決めた昭和学院も譲らずほぼ互角の展開。第2クォーターもシュートを落とさなかった昭和学院が43-47と逆転して、試合を折り返した。

 しかし、ハーフタイム明けの第3クォーターに入ると、昭和学院のシュートが落ち始め、京都精華が長短のシュートを決めきり逆転。スターターがほぼ交代せずに出場する昭和学院は、疲労の色が見えながらも女王に食らいつく死闘を演じたが、あと一歩及ばず。最終スコア75-70で京都精華に軍配が上がった。

 勝利した京都精華は、ユサフボランレ アイシャットが25得点18リバウンドのダブルダブルを記録し、石渡セリーナが8得点15リバウンド、林咲良が12得点4アシスト2スティール、ベンチスタートだった満生小珀も12得点2アシスト2スティールと活躍。昭和学院は40分間フル出場した藤松柚乃が5本の3ポイントを含む21得点、同じくフル出場の前田珠涼が18得点、U17日本代表にも選出されていた山下笑伶奈が12得点を挙げたが、惜しくも準決勝で姿を消すことになった。

 3年連続3度目の決勝進出となった京都精華学園は、明日9日10時00分から照葉積水ハウスアリーナで、東海大学付属福岡(福岡県)と岐阜女子(岐阜県)の勝者と、夏の日本一をかけて対戦する。

■試合結果
<インハイ女子準決勝>
京都精華学園 75-70 昭和学院
京都精華|24|19|20|12|=75
昭和学院|21|26|11|12|=70