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福岡第一が藤枝明誠との延長戦を制しインハイ4強…八田43分出場、宮本耀クラッチショット連発

延長までもつれた激闘を制した福岡第一[写真]=佐々木啓次
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 8月7日、福岡県福岡市で開催されている「令和6年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」の男子準々決勝が照葉積水ハウスアリーナで行われ、福岡第一高校(開催地)が藤枝明誠高校(静岡県)に76-73で勝利した。

 序盤から両チームともに豊富な運動量で守り合う展開となった一戦は、藤枝明誠5点リードの33-38で前半を終えたが、第3クォーター立ち上がりに福岡第一がすぐさま追いつき、以降は4点差以内で競り合う一進一退の攻防。第4クォーター残り1分1点差の場面、追いかける福岡第一は宮本耀が逆転の3ポイントなど勝負強く得点を重ねたが、藤枝明誠も野田凌吾、ロードプリンス チノンソが2ポイントをねじ込み土壇場で同点に。40分間では決着つかず延長戦に突入した。

 勝負のオーバータイムは、互いにオフェンスのミスもあり、我慢の時間が続く苦しい展開。それでも、第4クォーター終盤から存在感を示していた宮本耀が、再びチームを逆転に導く2ポイントを沈めると、ここまで無得点だったサーシェッハも加点。最後は宮本耀、崎濱秀寿がプレッシャーのかかるフリースローをきっちり決め、福岡第一が3点差で競り勝った。

 激闘を制した福岡第一は、この試合最長となる43分34秒プレーした八田滉仁がチーム最多17得点を挙げ、負傷の影響で頭部に包帯を巻きながら出場した宮本耀が2本の3ポイントを含む15得点、宇田ザイオンが11得点、シームサが16得点17リバウンドを記録。藤枝明誠はロードプリンスが23得点19リバウンドとインサイドで存在感を示したが、チーム全体でターンオーバー36本(福岡第一は27本)とミスも目立ち、流れをつかみきれなかった。

 開催地枠で参戦しベスト4入りを果たした福岡第一は、明日8日15時30分から照葉積水ハウスアリーナにて行われる男子準決勝第2試合で、近畿王者の東山(京都府)と対戦する。

■試合結果
<インハイ男子準々決勝>
福岡第一 76-73 藤枝明誠
福岡第一|13|20|18|14|11|=76
藤枝明誠|17|19|13|16| 8|=73

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