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シュートを放つ香西宏昭 [写真]=X-1
8月31日、東京体育館で車いすバスケットボールの大会「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2017」が開幕した。
「WCC」と呼ばれる同大会には日本、オーストラリア、イギリス、トルコの4カ国が出場。日本代表の強化だけでなく、2020年東京パラリンピック競技大会に向けた車いすバスケットボールの認知度向上のため開催された。
車いすバスケットボールは、選手それぞれの障がいレベルによって持ち点が1.0から4.5まで定められており、出場する計5選手の持ち点は14.0まで。このクラス分けは障がいの重い選手と軽い選手が平等に出場し、チーム間の公平性を保つためである。その他、トラベリング、ダブルドリブルなど独自のルールが設けられている。
及川晋平ヘッドコーチが率き、「トランジションバスケットボール」を目標に掲げる日本代表は、31日の初戦で2014年世界選手権王者のオーストラリアと対戦。第1クォーターを21-10、第2クォーターを16-12とリードを奪ったが、第3クォーターに10点差まで詰め寄られる。さらに、最後の10分間で28失点を喫し、最終スコア69-70の1点差で惜敗。香西宏昭が23得点5アシスト、藤本怜央が21得点6リバウンドと奮起したが、強豪相手にあと一歩及ばなかった。
なお、9月1日にはヨーロッパ選手権王者のトルコ、リオデジャネイロパラリンピック銅メダルのイギリスとの試合が組まれており、大会最終日の2日には順位決定戦が行われる。