2021.07.10
7月9日、「日本生命カップ 2021 バスケットボール男子日本代表国際強化試合 2021(沖縄大会)」が沖縄アリーナで開催。7日に行われた第1戦で日本は79-58でハンガリーに勝利している。
5日に東京オリンピック男子日本代表内定選手12が発表されたが、この沖縄大会では八村塁(ワシントン・ウィザーズ)と馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)は欠場。この2人を除いたメンバーでFIBAランキング37位のベルギー(日本は42位)と対戦した。
日本の先発は前回と同じ、田中大貴(アルバルク東京)、比江島慎(宇都宮ブレックス)、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)、シェーファーアヴィ幸樹(シーホース三河)、ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ)の5人。渡邊のドライブからのレイアップが決まり、日本が順調にスターを切ったかに見えたが、ベルギーはジレ・ピエール・アントワンが3本の3ポイントシュートを決めたのを筆頭に外角からシュートを決めて25−9とリードを奪った。
第2クォーター、日本はマンツーマンとシュートが入ると2ー3ゾーンに替わるチェンジングのディフェンスを見せてペースを変えようと試みる。さらにベンチスタートの富樫勇樹(千葉ジェッツ)、張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が思い切りの良いシュートを決めて反撃体制を作るが、ベルギーは安定したリバウンドからオフェンスを組み立て、ペースを渡さない。それでも終盤、田中がドライブでベルギー守備網を突破して連続得点。さらに最後は渡邊が1対1からシュートをねじ込み、このクォーターを22−14として前半を折り返した。
ラストクォーター、金丸晃輔(島根スサノオマジック)の3ポイントシュートで逆転に成功、勢いに乗る。さらに攻め立てる日本は渡邉がステップを切ってバスカンを奪うも、ここで渡邊の足がつり、ベンチに下がることになった。その後、ベルギーの反撃にあって逆手を許した日本だが、残り12秒、富樫がフリースローを2本決めて同点に追いつく。しかし、タイムアウト後、残る2.6秒でベルギーはジレ・ピエール・アントワンがコーナーから3ポイントをヒット。最後は守りきり、73−70で日本を振り切った。
日本は渡邊とエドワーズがともに16得点、比江島が11得点と3選手が2ケタ得点をマーク。一方、ベルギーは日本の4本の対して3ポイントを13本も決めるなど、外角からのシュートで勝り、勝利を呼び込んだ。
■試合結果
日本 70-73 ベルギー
日 本|9|22|21|18|=70
ベルギー|25|14|13|21|=73
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