2022.07.21

渡邊雄太欠場の日本、第4Qの追い上げ及ばずオーストラリアに屈す…アジア杯ベスト8敗退

富永の3ポイントで日本に流れを呼び込んだが、オーストラリアに敗れてアジアカップを終了 [写真]=fiba.com
バスケ情報専門サイト

 7月21日にインドネシアのジャカルタで「FIBAアジアカップ2022」の準々決勝が行われ、男子日本代表(FIBAランキング38位)がオーストラリア代表(同3位)と対戦した。

 日本は19日のフィリピン代表(同34位)で負傷した渡邊雄太に代わって張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が先発で起用され、富樫勇樹千葉ジェッツ)、西田優大シーホース三河)、須田侑太郎(名古屋D)、エヴァンスルークファイティングイーグルス名古屋)とともにスターティングファイブを務めた。

 試合開始約1分に富樫が同点の3ポイントシュートを決めたあと、0-12のランを献上。井上宗一郎サンロッカーズ渋谷)の得点で流れを切ると、吉井裕鷹アルバルク東京)のレイアップ、河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)のアシストから生まれた富永啓生(ネブラスカ大学)の3ポイント3本で追い上げた。さらに、終了のブザーと同時に河村も長距離砲を成功。22-33で最初の10分間を終えた。

 第2クォーターは開始から相手の得点が止まると、富永の“3点プレー”、吉井の3ポイントで6-0のラン。一時1ケタ点差まで詰め寄ったものの、高さのあるインサイドに攻守両面で苦しみ、34-49でハーフタイムに突入した。

富樫も高い確率で3ポイントを沈めた [写真]=fiba.com

 第3クォーターは点を取り合う展開となり、富永に加え、富樫、西田、佐藤卓磨(千葉)が3ポイントで応戦。追い上げる時間もあったが、中盤以降は相手のペースとなり、54-75と点差を広げられた。

 張本のダンクで始まった第4クォーターは、開始1分15秒から富樫の2連続3ポイントで62-77。さらに、富永、須田も続き、12点差まで詰め寄ると、井上の長距離砲で一気に9点差まで追い上げた。それでも、85-99で敗戦。ベスト8でアジアカップを終えることになった。

 富永が8本の3ポイントを含む33得点の大暴れを見せたほか、富樫が14得点、井上が11得点を記録した。

■試合結果
日本 85-99 オーストラリア(@ジャカルタ)
JPN|22|12|20|31|=85
AUS|33|16|26|24|=99

男子日本代表の関連記事