2022.07.22

豪州に惜敗も圧巻33得点の富永「自分のシュートが通用することが自信になった」

オーストラリア相手に3P8本を含む33得点を挙げた富永[写真]=fiba.com
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 7月21日、FIBAランキング38位の男子日本代表は、「FIBAアジアカップ2022」の決勝トーナメント準々決勝で同3位のオーストラリアと対戦した。序盤にリードを許し、追う展開となった日本は、富永啓生(ネブラスカ大学)の3ポイントシュートなどで逆転を狙うも、オーストラリアの背中は遠く85-99で敗退。ベスト8で大会を終えた。

 8本の3ポイントシュートを含む33得点を挙げたオーストラリア戦翌日、インタビューに応じた富永は「2週間ほど前にオーストラリアとやった時に大差で負けてしまい、悔しい思いをして、今回はどうしても勝ちたいという気持ちが表に出て、シュートも積極的に狙っていきました」と回想。「フィリピン戦でなかなか自分の思うようにシュートが入らなかったというのもあるんですけど、それも気にすることなく、空いたら打つということを意識してやった結果がこういう結果につながったと思います」と振り返った。

 今回の代表活動で、鮮烈な5人制A代表デビューを果たした富永は、「日本を代表して戦うことは本当に光栄なことですし、こうした機会を与えてくださった方がいてこそのことなので、そこはすごく感謝しています」と率直な感想をコメントした。

 一方で「この2つの大会でいい自信になったこともたくさんありましたし、逆に改善しなければいけない点も多々見つかりました」と反省の弁も述べた富永。「5人制のA代表を背負ってやるのが今回初めてだったので、その中でも自分のシュートが通用することが自信になりました。逆に取り組んでいかないといけないのはフィジカルの部分やディフェンスの部分です」と、今後取り組むべきポイントについて言及した。

 また、この夏に開催される三井不動産カップと、W杯予選Windows4への出場可能性について問われると、「今は学校に戻らないといけない状態なので無いですね」と明言。富永が再び日の丸を背負う姿を見ることができるのはもう少し先になりそうだ。

 

 

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