2022.07.22

ベテランとしてチームをけん引した張本…今夏の代表活動では「下の世代に自分の経験を伝える」

ベテランとして献身的なプレーを見せた張本[写真]=fiba.com
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 7月21日、男子日本代表は「FIBAアジアカップ2022」の決勝トーナメント準々決勝でオーストラリアと対戦。序盤に抜け出され、終始後手に回っていた日本だが、第4クォーターに怒涛の追い上げを見せ、9点差まで詰め寄ることに成功。しかし、あと一歩が届かず85-99で敗戦し、ベスト8で大会を終えた。

 試合翌日、オーストラリア戦で先発を務めた張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が記者会見に出席。「前半の出だしの部分でエナジーが足りなかったことに自分自身もすごく責任を感じていましたし、高さの部分は敵うものではなかったんですけど、フィジカルなゲームができました」と話したが、「最終的には富永に頼ってしまった部分が多かった」と反省の弁を述べた。

 また、今回のワールドカップ予選とアジアカップを終えて、「この短期間の中でチームとしても成長したと思うし、みんな一人一人に責任感が出てきた」とコメント。「ベテランも若手もちゃんと自分の役割をゲームの中で果たせたと思う」と手応えを感じていたが、「(渡邊)雄太と富樫(勇樹)が途中から参加して大きなオプションが増えたので、最終戦は雄太のケガがなければもっといい試合ができたと思います」と悔しさもにじませた。

 張本はさらに今夏の代表活動にも言及。若手が多く選ばれているため、「下の世代に自分の経験を伝えることが自分の役割」だと話し、「勇樹が来る前に初めて代表でキャプテンもさせてもらっていたので、自分自身にとってもいい経験になりました」と振り返った。

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