「アジアカップで最も印象的な活躍をした選手は?」
7月12日から24日にかけてインドネシアで開催された「FIBAアジアカップ2022」 。5年ぶりに開催されるアジア王者決定戦に臨んだ男子日本代表は、準々決勝でオーストラリア代表に敗れ、ベスト8で大会を終えることとなった。
バスケットボールキングでは「アジアカップで最も印象的な活躍をした日本代表選手は?」というテーマでユーザーにアンケートを実施。アジアカップに臨んだ男子日本代表12名のなかから、得票率の高かった選手を集まったファンの声とともに紹介する。
■「アジアカップで最も印象的な活躍をした日本代表選手は?」」アンケート結果
第5位:張本天傑(名古屋D)&吉井裕鷹(A東京) 得票率 4.4%
[写真]=Getty Images
▼張本
◎若手・海外組が目立つなかで、国内勢Bリーグ勢の実力を出したと思うし、ベテランがいて若手たちが生き生きとプレーできたと思う。
オーストラリア戦のダンクが印象に残った。あとは
イラン戦のブロック。3ポイントも打てるし、中でもプレーできるし、万能型ビックマンだと思います。(shiyuuさん)
◎攻守ともに要所での活躍が光っていました。今大会に張本が居なかったら、どうなっていたことか。(Bさん)
▼吉井
◎数カ月前までベンチ入りもしていなかった選手なのに、後半戦プレータイムを勝ち取って、代表戦でここまで戦えていたのはスゴい!(めぐさん)
◎高身長でフィジカルが強いインサイドの選手に対して、よく守っていたし勝負にもいけてたから。
オーストラリア戦のゴール下の攻防は特によかった!今後がより楽しみです。(いくそんさん)
第4位:富樫勇樹(千葉J) 得票率 8.9%
[写真]=Getty Images
◎いつもはアシストが多いけど今回は自ら点を取りにいくシーンが多かった。チームを引っ張る気概を感じた。(やややさん)
◎どの試合も確実なアシスト、そして大事に時に3ポイントを決められるのはさすがキャプテンだなと思いました。(cocoさん)
◎代表ベテラン勢としてベンチでチームを鼓舞する姿、そして今までずっと代表でこんな富樫を見たい、と思っていた姿を体現してくれました。特にフィリピン戦、第3クォーターに渡邊のケガで沈みかけたチームをプレーで鼓舞した姿がとても印象的でした。(はンダーアーマーさん)
第3位:須田侑太郎(名古屋D) 得票率 11.5%
[写真]=Getty Images
◎須田選手のキャリアハイの33得点! 3ポイントはもちろんですが、相手チームのエースとの1on1ディフェンスで何度もチームを救ってくれました。須田選手のこれからにも期待しています!(Aiさん)
◎ディフェンスが素晴らしいことは知っていたが、得点能力の高さ、成長に今後も期待大です。(みーすーさん)
◎3&Dとして強烈なインパクトを残してた!(なつぽよさん)
第2位:富永啓生(ネブラスカ大学) 得票率 27.5%
[写真]=Getty Images
◎初選出とは思えないほど強心臓ぶりがプレーに表れていたから。新世代から
日本のエース候補に飛び級で乗り込んできたから。何かしてくれるのではないかというオーラが隠しきれていないから。ほんとに興奮しました。(村松桜ソルジャー!!!さん)
◎ハーフコートを過ぎればどこからでも3ポイントシュート狙える技術力と強気な姿勢が素晴らしかった。(SDKさん)
◎どんな時も打ち続けるメンタルか凄かった
オーストラリア戦のロゴスリーは鳥肌がたった。(もりさん)
第1位:#33 河村勇輝(横浜BC) 得票率 31.4%
[写真]=Getty Images
◎身長がないにも関わらずスピードとパスで
日本の攻撃に大きく貢献していた。またディフェンスでも流れを引き寄せるプレーをしてた。(あさん)
◎短いプレータイムでゲームチェンジャーの役割をしっかりと果たしてくれたと思います!もっと見たかったです!(ck-familyさん)
◎河村選手がコートインすると途端にゲームが動き出す。スピード抜群、アシストは勿論、スティールも最高。ワクワクが止まらない。(LAPUTAさん)
得票率5位から1位の選手は上記の通り。5位には張本天傑と吉井裕鷹が同率でランクインした。今大会の日本代表において、ともにフィジカル面でチームを支えた2選手だけあって、攻守両面での貢献が高い評価を得ているようだ。加えて、張本に対してはベテランとしてチームをけん引する姿勢、吉井に対してはその急成長ぶりに言及する声も多かった。
4位は今大会日本代表のキャプテンを務めた富樫勇樹。若手が多いチームにあって、チームをけん引する姿勢をコート内外で示したことも印象に残ったようだ。また、要所要所で見せた3ポイントなど、その勝負強さについても多くの称賛が集まった。
3位に入ったのは、3ポイントとディフェンスでチームを支えた須田侑太郎。やはり、大会2戦目のシリア戦で見せた33得点という活躍は多くのファンの心に刻まれていた。1試合で9本の3ポイントを沈めたシリア戦後はプレータイムも伸びており、大会中にトム・ホーバスHCからの信頼度を高めたのは想像に難くない。
そして2位と1位には、ともに21歳と若手ながら今大会抜群の存在感を放った富永啓生と河村勇輝が並んだ。富永は今大会平均15.2得点と、渡邊雄太(同15.3得点)に次ぐ得点源として活躍。射程距離の長い3ポイントを武器とし、特にオーストラリア戦でハーフライン付近から決めた“ロゴスリー”はインパクト抜群だった。
一方、河村勇輝は激しいディフェンスと抜群のスピードで試合の流れをゲームチェンジャーとした活躍。チーム最多の平均2.2スティールに加え、富樫に次いで2位の4.4アシストと、スタッツからも持ち味を発揮したことがうかがえる。アンケートの結果から見ても、河村と富永の“21歳コンビ”のプレーは多くのファンを魅了し、今後への大きな期待を抱かせるに至ったようだ。