2022.07.20

チームの成長を実感するエヴァンスルーク「フィリピンに勝つのがゴールではない」

インサイドの要として日本代表を支えるエヴァンスルーク [写真]=fiba.com
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 7月20日、「FIBAアジアカップ2022」を戦う男子日本代表(FIBAランキング38位)のエヴァンスルークファイティングイーグルス名古屋)がオンライン会見に応じた。

 日本は19日に行われたフィリピン代表(同34位)との準々決勝進出決定戦で、渡邊雄太が第3クォーター途中に負傷交代。絶対的なエースを欠き、チームにとって大きな痛手だったというが、エヴァンスは「自分にできることをしっかりとやっていき、ステップアップしたことが勝利につながったと思います」と振り返った。

 自身はインサイドへのアタックや正確なフリースローなどで17得点を挙げ、渡邊に次ぐ7リバウンドもマーク。「昨日のパフォーマンスはすごくうれしかった」と喜びを口にしたが、「フィリピンに勝つのがゴールではない。引き続き、頑張っていきたいです」と気を引き締めた。

 準々決勝の相手はトム・ホーバスヘッドコーチ体制になって2度対戦し、16点差、46点差と大差をつけられて敗れたオーストラリア代表(同3位)だ。渡邊の出場が不透明の中、帰化選手のエヴァンスにかかる期待は大きい。

「ここまで1カ月半ほどチームとともにしてきて、チームケミストリーはすごく良くなっていますし、成長もしています。トムさんがやりたいことを気持ちよく体現できていると思います。昨日の試合後、ロッカールームでホーバスHCが言っていたのは『誰か1人がすべての責任を背負うのではなく、誰かを失った時、一人ひとりがステップアップして、それをカバーしていくのがチームだ』と。もし(渡邊が)プレーできない場合、それを頑張っていきたいと思います」

 210センチを超えるビッグマン2人を擁し、ロスターの平均身長が200センチのオーストラリアを攻略するのは容易ではない。「ディフェンスでは早めに準備して、ペイントエリアに入れさせないこと、ボックスアウトを早めにしていくこと。オフェンス面ではスピードを活かして、ファイブアウトで外から攻めていくことをやっていきたい」と、勝利へのポイントを語った。

オーストラリアへのリベンジを誓った

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