2022.11.04

ウイングのハンドラー不在で臨むWindow5…富樫勇樹「PGの役割がかなり増える」

Window5の直前合宿に臨んでいる富樫[写真]=日本バスケットボール協会
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 11月4日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window5の直前合宿に参加している富樫勇樹千葉ジェッツ)が記者会見を行った。

 合宿は11月1日から7日にかけて味の素ナショナルトレーニングセンターで実施。アウェーで行われる今回のWindows5では、11日のバーレーン戦、14日のカザフスタン戦に臨む。

 会見冒頭で富樫は「シーズン中の2試合のため練習時間が短く、アウェーという難しい環境ですけど、しっかり連勝して帰ってきたいと思います」と意気込むと、比江島慎宇都宮ブレックス)と西田優大シーホース三河)がコンディション不良で離脱したことについては「得点が取れるウイングのハンドラーがいない中で、ポイントガードの役割がかなり増えると思うので、そこは意識しながらやっていきたいです」と語った。

 また、対戦相手の印象を聞かれると、「僕はバーレーンとは対戦したことがなく、情報も少なくて分からないんですけど、カザフスタンはここ数年でかなり対戦しています。メンバーも大きく変わらないと思うので、沖縄で対戦したように、ディフェンスから走ることができれば日本のバスケットに持っていけると思います」と今年8月30日に沖縄アリーナで対戦し、73-48と快勝した試合を例に出して、敵地でのカザフスタン戦にも自信を覗かせた。

 合宿の現段階では「自分たちのプレーの確認をしている」と話す富樫。今回の代表メンバーのキーマンについては「ハンドラーになる選手がクリエイトして、得点もアシストもできるかがキーになると思うので、2番ポジションで呼ばれているベンドラメ礼生サンロッカーズ渋谷)選手に期待しています」と語り、トム・ホーバスヘッドコーチがシューティングガードとしての起用を視野に入れて追加招集したベンドラメを推した。

 さらに、代表活動とBリーグの相乗効果について聞かれると「間違いなくあると思います」と答え、「アジアの選手たちと対戦したことで、技術面はもちろん、一番はメンタルの部分に変化があると思います。日本代表としてプレーした経験が自信になって、Bリーグに活きています。特に今シーズンはいろんなポイントガードが開幕から活躍している印象があるので、僕も負けじと頑張りたいです」と力強く語った。

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