2023.03.21
11月4日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window5の直前合宿に参加しているベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)が記者会見を行った。
合宿は11月1日から7日にかけて味の素ナショナルトレーニングセンターで実施。アウェーで行われる今回のWindows5では、11日のバーレーン戦、14日のカザフスタン戦に臨む。
代表招集メンバーから比江島慎(宇都宮ブレックス)と西田優大(シーホース三河)がコンディション不良で離脱したことにより、追加招集されたベンドラメは、会見冒頭で「急遽呼ばれたので、1日でも早くみんなの流れに追いつけるようにしたいです。試合では限られたプレータイムでも、100パーセントを出せるようにしっかり準備していきたいです」と意気込みを語った。
Window1以来の代表招集となったことについて聞かれると「(招集を)聞いたときはビックリして、何回も聞き直しました。もちろん日本代表に呼ばれたことは誇らしいですし、うれしかったです。驚きのほうが大きかったですけど、選ばれたからには全力を尽くしたいです」と素直な心境を吐露した。
トム・ホーバスヘッドコーチは同日の会見で、「ワールドカップの12人のメンバーはまだ決まっていない」と語っていたが、ベンドラメは「ある程度メンバーが固まってきてるなと感じていたなかで、参加できることはチャンスなので、西田選手や比江島選手の離脱もあったんですけど、そこは前向きに捉えて自分のできることを表現したいなと思っています」とこの機会を活かせるようにと力を込めた。
久々の代表招集とあり、現在は「チームのシステムを頭に叩き込むのに全力を注いでいる」という。「決まりごとがなくフリーで動いているように見えて、チームの中に阿吽の呼吸があるので、そこの流れをつかむのに必死です」。
ポイントガードを主なポジションとしてきたベンドラメを、ホーバスHCはシューティングガードで起用することを明言しているが、そのアジャストについては「1番ではボールを持ったらまず周りを見る意識がありますが、2番ではボールをもらったら、まずリングを見て、空いていたら打つことが求められます。そこはすぐに切り替えられませんけど、やることはシンプルなので、一回切り替えられれば問題ないかなと」とコメント。SR渋谷でもプレーすることはあったというが、完全に2番ポジションで起用されるのは実に5、6年ぶりだと語った。
「躊躇せずに積極的にシュートを狙いつつ、持ち味のドライブからオフェンスにいい流れを作っていきたい」と語るベンドラメは、「今回2番ポジションとして呼ばれたときに、僕の新しい可能性が見えたというか、そこに期待されてるんだなと思いました。2番も1番もできるコンボガードという新しい形になることが、今の代表で自分が存在感を示すには必要なのかなと」と語り、新たな意気込みを胸に今回の代表活動に挑んでいる。
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