2023.02.23

日本、格上イランに快勝で予選6勝目…ホーキンソン&“現役大学生”金近廉が鮮烈デビュー

日本代表デビューを飾った帰化選手のジョシュ・ホーキンソン [写真]=伊藤大允
バスケ情報専門サイト

 2月23日に高崎アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6が行われ、男子日本代表(FIBAランキング38位)がイラン代表(同20位)と対戦した。

 日本は10試合を終えて5勝5敗でグループFの4位だが、開催国枠として本戦への出場権を獲得済み。イラン戦は富樫勇樹千葉ジェッツ)、比江島慎宇都宮ブレックス)、吉井裕鷹アルバルク東京)、井上宗一郎サンロッカーズ渋谷)が先発に名を連ね、帰化選手のジョシュ・ホーキンソン信州ブレイブウォリアーズ)がスターティングファイブの一員として代表デビューを飾った。

 井上が先制点を挙げた直後から“3点プレー”を含む0-5のランを許したが、富樫が3ポイントシュートを成功。井上も続くと、吉井や渡邉飛勇琉球ゴールデンキングス)がインサイドで加点した。ただ、試合序盤からファウルがかさみ、比江島が2個、ホーキンソンや吉井などが1個。金近廉(東海大学)や永吉佑也ライジングゼファー福岡)などベンチメンバーもコートに立つと、同じく途中出場の河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)が2本の3ポイントを含む8得点を挙げ、22-16とリードを奪った。

第1クォーターだけで8得点を挙げた河村勇輝 [写真]=伊藤大允

 第2クォーターは開始1分16秒にテーブス海滋賀レイクス)のアシストから須田侑太郎名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が得点を決めれば、直後にホーキンソンがジャンプショットで代表初得点をマーク。テーブスも3ポイントやドライブからのレイアップを沈めるなど、出場メンバーがバランスよく得点を積み上げた。代表デビュー戦となった19歳の金近も3ポイントを射抜くと、渡邉がホーキンソンのアシストから豪快ダンク。その後も攻勢を続け、52-29と点差を大きく広げてハーフタイムに突入した。

 第3クォーターは富樫に代わって先発した河村がチーム初得点を挙げると、ホーキンソンがダンクなどで連続得点。比江島の3ポイントシュートも飛び出し、第3クォーター残り4分25秒の時点で67-36と31点差まで広げた。終盤は相手に3ポイントを許す場面もあったが、75-45と30点差で第4クォーターを迎えた。

 大量リードで迎えた第4クォーターはホーキンソンが序盤に加点すると、24秒バイオレーションを奪う好ディフェンスを披露。 最終スコア96-61で快勝を収め、2022年8月の対戦で敗れたイランを相手にリベンジを果たした。

 日本は金近が6本の3ポイントを含む20得点、ホーキンソンが17得点11リバウンド4アシストと、新戦力2人がデビュー戦でそろって躍動した。

 なお、日本は26日、高崎アリーナでバーレーン代表(同84位)とグループ最終戦を戦う。

■試合結果
日本 96-61 イラン
JPN|22|30|23|21|=96
IRI|16|13|16|16|=61

男子日本代表の関連記事